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姥捨山を楽園にしよう(改定版)

作者: 雪月花VS花鳥風月

以前に投稿した作品の改定版です。

ハッピーエンドとバッドエンドがあります。

読んでもらえたら光栄です。

私は兵頭摩耶。

地球から異世界召喚された兵器マニアの女子高生です。

兵器マニアになったのは自衛隊に勤務する叔父さんの影響です。

実は内緒で銃火・戦車・戦闘機のレクチャーを受けた経験があります。


「そなたのスキル異世界召喚は神官達も有している為に役立たずと判断した。よって姥捨山に追放とする」

「役立たずは出ていけ」

「お前が居ると迷惑なんだよ」

「大人しく追放されろ」

一緒に召喚された学生達も同調して、私の追放を叫びました。


その為に今現在私は姥捨山に居ます。

姥捨山には歳を取ったり、病気や怪我で働けなくなったり人々が隔離されていました。


この世界の異世界召喚は地球人を召喚するのですが、実は私の異世界召喚は地球の物品を召喚するのです。

例えば食品、日用品、薬品、兵器を無制限に召喚出来ます。

このスキルを上手く使って、姥捨山を楽園に変えます。


住民達はテント暮らしを強要されています。

先ず住居の確保をしましょう。

温泉地でありながら廃棄された町の事を思い出したので、源泉・水源地を含めた土地全てを召喚しました。

「家だ」

「温泉だ」

住民達は住居や温泉に歓喜しました。


住民達はまともな食事をしていません。

取り敢えず食品が必要です。

レトルト・缶詰・カロリーメイトなどの調理不要な食品を召喚しました。


水質がとても悪いです。

地球の飲料水が必要です。

飲料水・珈琲・コーラなどのペットボトルを召喚しました。


衛生状態が悪いです。

生活用品が必要です。

石鹸・シャンプー・タオルなどの生活用品、風邪薬・下痢止め・便秘薬などの薬品、包帯などの医療品を召喚しました。


栄養バランスが心配です。

肉・主食・野菜・調味料・調理器具が必要です。

豚・鶏・牛等の家畜、米・麦・野菜・果物などの主食品、塩・砂糖・醤油・味噌・ソース・ケチャップ・マヨネーズ・す胡椒・カレー粉などの調味料、ヤカン・フライパン・鍋・包丁・まな板などの調理道具を召喚しました。


嗜好品も欲しいです。

チョコレート・ビスケットなどの菓子類、日本酒・ビール・ウィスキーなどの酒を召喚しました。


娯楽品も欲しいです。

書物・将棋・トランプなどの娯楽品を召喚しました。


姥捨山は楽園になりました。

「「「「「聖女様、ありがとうございます」」」」」

住民達から大変感謝されました。

しかも聖女様扱いされました。

地球の人々、ごめんなさい。

迷惑を掛けた地球の人々に心の中で謝罪しました。


忘れていましたが拳銃・マシンガン・ライフル・バズーカ砲・ロケットランチャー・手榴弾、弾薬などの兵器も追加で召喚しました。

この姥捨山の現状を気付かれた場合に備えての事です。

おそらく戦争になると予想されるからです。

この世界には兵器は存在しないので、住民達に使用方法をレクチャーするのは苦労しました。

特に兵器の危険性を説明するのは大変でした。

叔父さんに自衛隊の方々、ごめんなさい。


姥捨山の現状を知られる訳にはいきません。

姥捨山の周囲に森を召喚しました。


新たな住民が連行されるとの連絡が入り、姥捨山から離れた場所に迎えに出ました。

兵士達は森があるのを不審に思ったようですが、面倒だったらしく立ち入り調査はしませんでした。

「コイツらだ」

新たな住民は役立たずと判断された学生達でした。


【ハッピーエンド】

私は学生達を受け入れるのに悩みました。

私怨の為ではありません。

学生達は地球の兵器を知っています。

興奮して暴走するのが不安なのです。

住民達に私が追放された経緯を話しました。

住民達ほ激怒して学生達の受け入れを拒否しました。

学生達も姥捨山で生活するのが嫌だったようで、あっさりと何処かに去っていきました。

姥捨山の平安は守られました。

めでたし、メデタシ。


【バッドエンド】

「「「「「・・・・」」」」」

学生達は今現在の姥捨山を見て、とても驚愕してしまいました。

「「「「「うぉおおお」」」」」

やがて全員が猛烈に歓喜しました。

若い労働力が手に入り、住民達も歓喜しました。


学生達にも兵器の使用方法をレクチャーしました

「おい、拳銃だぞ」

「マシンガン・ライフル・バズーカ砲・ロケットランチャー・手榴弾もあるぞ」

何だか物凄く興奮しています。

暴走しないか不安になりました。


数日後に不安は現実になりました。

暴走した一部の学生達が新たな住民を連行してきた兵士達に攻撃を仕掛けて、全員を殺害してしまいました。


最早戦争は避けられません。

私は戦車・戦闘機を召喚して、学生達に大急ぎで操縦方法をレクチャーしました。

叔父さんに自衛隊の方々、本当にごめんなさい。


三千人の兵士達が姥捨山に侵攻してきましたが、兵器の前では赤子も同然です。

私達の完全勝利です。

多分暫くは侵攻して来ないでしょう。

姥捨山の周囲に防御壁を造る事にしました。

これが長年に渡る王国との戦争の始まりでした。

どうしてこうなった。

姥捨山を楽園にしたかっただけなのに。

ハッピーエンドとバッドエンドはどちらがお好みでしたか。

感想をお待ちしています。

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