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ひめこい~あなたと私の不思議な夢物語~  作者: 百合猫嬢
ゆずるうルート【芽月柚夏×静谷流雨】
82/131

第十二部「サイン コサイン タンジェント」【ゆずるう】

キーンコーンカーンコーン...


 チャイムの音が鳴り お昼の鐘の音が時間を告げる。と同時に、生徒会顧問の豆雲先生が美紗を呼びながら教室の中に入ってきた。


 豆雲先生に引っ張れながら 美紗は古池さんとの時間を名残惜しげに教室から出てく。


美紗「ふ、古池さん・・!!」


美紗「あの!!、・・・古池さんが

   良かったらまた・・・その、

   お話しして下さい!!」


柚夏("先生"からモテモテ...。)


 ...そういえば美紗は生徒会と関係ないのに、何故化学担当の豆雲先生に関わっているのか一度聞いた事がある。美紗が言うには


美紗「え?わかんない...何か歩いてたら、

   暇なら付き合えってな感じで...」


らしい。そういう理由で拉致されてる


柚夏(...まぁ多分部活も何もしてないから

   だと思うけど)

柚夏(美紗は謎の頼みやすさがあるというか、

   断われなさそうだし)


 因みに流雨の方は「疲れたから帰る」との事らしい。普段人と話してないから疲れるんだとか


まぁ一人は慣れてるから良いんだけど

...一人になっちゃったな。


柚夏「.....」

普通の生徒「何が好きですか?」

柚夏「え?...焼肉、...かな?」


 暇だから勉強しながらご飯を食べてたら。女子生徒が話し掛けてきた。丁度今食べてるし美味しいから 作るのも楽だし、ね。


普通の生徒

「忙しい中、ありがとうございますっ、、」

柚夏(え...?いや、...それだけ??)


 ただ話す人が居ないから次週の授業内容を見てただけで 別に忙しい訳でも何でもない。むしろ暇だから読んでたまである


本当に話す人が居ないのだ


柚夏「あとコーヒーとかも好きかな」

柚夏(出来るだけフレンドリーに、笑顔で)

普通の女の子「あっ、はいっ、、、」


女の子はそう言うと早足で去っていった。


柚夏(ん??キザ過ぎたか...?)

柚夏(いや本当に好きなんだけど"珈琲"...)


 女の子はこういうの好きなのかな...。まぁお洒落でしょ、コーヒー。此処は無難にカフェオレとか言っとくべきだったか...?


 抹茶フラペティーノとか飲みたいのにコーヒーとか飲んでたら誘いにくいもんな。


女子生徒「かっこいいですね。」


柚夏(また来た。美紗がいないから来るの

   かなぁ...いつもそんなに来ないん

   だけど)

柚夏「...ありがとう」


 というか 職場でもたまに言われるんだけど "格好いい"と言われて、なんて返せば良いんだ


 まぁ、確かに気を使ってるので 格好いいと言われるのは別に『嫌』じゃない。貴女の事(見た目)が好きと言われてるようなものだ


 ただ...嫌じゃないけど 私だって女の子なんだけどなぁ...


 こうやって人の求めてる自分になりきって自分以外の何かになるのは凄い空虚感を感じる


 まるで自分が自分じゃないような


柚夏("かっこいい"はあるけど、可愛いは

   言われたことないな。見た目は確かに

   イケメンなメンズかもしれないけど...)


たまには可愛いと言われてみたい


 人を可愛くする事は出来るけど、自分にはできない。鏡で見ても"似合わない"のが分かってるから


柚夏(あれかな...。朝乃先輩の件でちょっと

   有名になったのかな)

柚夏(「君の方が可愛いよ」って、返すべき??

   いや別に好きでもなんでもないん

   だけど... 勘違いされてもあれだし...)


女子生徒

「彼女にはあんまり近付かない方がいいですよ」

柚夏「彼女、って流雨の事??」

女子生徒

「そう。"自分勝手で偉そうだし"」

女子生徒

「最初は流雨が苛められてたんだけど」

女子生徒

「その対象が友達になった瞬間、"見て見ぬふり"したんだって」

女子生徒

「話し掛けても返事は適当だし、一方的に『もう関わらないでほしい』って」

女子生徒「"縁を切られた"って」

女子生徒「凄い仲の良かった友達なのに。縁を切られる前に離れた方が良いですよ」

女子生徒「私あの子と同じ中学なんです」


柚夏「...ご忠告 どうも。」

柚夏(あんまり気持ちの良い話じゃないな)

柚夏(というかそもそも苛めてる側の方が

根本的に悪いのでは...?)

柚夏("怖かったから"とか、 理由は色々ある

   と思うけど それの何処が悪い?? そりゃ

   いじめっ子が怖くて固まることも

   あるでしょ ずっといじめられてたん

   だから)

柚夏(自分は何も出来なかったのに。)

柚夏(流雨だけ責めるのはおかしくないか??)

柚夏(苛めの主犯より"助けてくれなかった事"

   に対して恨むのはどうよ)


 噂を広めてる本人は自分がそうなった時助けられるというのか??「私は力がないから」とか、絶対それっぽい理由述べて逃げるだろうな


柚夏(『縁を切った理由』を流雨に聞いて

   みるのも良いかもな...)


柚夏またきた...


 というか...何度も勉強する妨げをしないでほしいんだけど...。なんでこう、一人で本読んでるとぼっちみたいな風聴あるの???


普通に本を読みたいだけなんだけど...


なんか暮らしの良さそうな女の子

「サイン、下さいっ、」


柚夏(そもそもそんな物はない。)


柚夏「サイン...?」

あぁ、もしかしてコサイン タンジェントの事かな。


なんか暮らしの良さそうな女の子

「あぁ、、名前でも良いので。此処に

 書いてもらって良いですか?」


そういってノートを差し出す女性


柚夏「...何でですか?」

柚夏(別に私芸能人でも何でもないぞ??)


なんか暮らしの良さそうな女の子

「柚夏様のサインが欲しいからですっ」


柚夏(知りたいのは"用途"なんだけど...)


 街で歩いてて声を掛けられた事はあるけど、別に人前で踊って歌う趣味は私にはない。


 声を掛けるならこんなどこぞの馬の骨かも分からない人間より、もっと本当にアイドルを心込の底からやりたい人に声を掛けるべきだ


柚夏「....私アイドルでもなんでもないよ。」


なんか暮らしの良さそうな女の子

「それは分かってます。だからこそレアなんですっ、いずれ有名になったときのために今の内にサインが欲しいんです」


柚夏(なんか 色んな意味で凄い人だな...)

柚夏(するならそっち系の人に貰えば

良いのに。何故私...、それに勉強中)

柚夏「別に俳優とかになる気はないん

   だけどね」


 仕方なくささっとノートに書いてあげる。そっちの方が早く帰ってくれるから


柚夏(まぁ大人になったらそういう事も

   忘れて、案外凄いバッサリ捨てるん

   だろうな)


 将来何になるかは決めてないけど、取り敢えず俳優とかそっち系になる気は本当ほんと微塵もない。


柚夏(なんか凄い影の世界ぽいし、ひとつの

   発言だけでスキャンダル過ごそう...)


なんか暮らしの良さそうな女の子

「自覚してないのがいいんですよ」


柚夏(そういうものなのか...?)


柚夏「変な事に使わないでね。」


なんか暮らしの良さそうな女の子

「勿論ですっ、一生大事にします。誰かに欲しいと言われても売りません!!自慢はするけど」


柚夏(書いたの間違いだったかな)





??「......ゆっきっーーーぃぃっ♥♥、、」


 と、唐突に後ろから甘えた声が聞こえて。


 声がした方向を振り返ると...後ろから白い髪に赤い目をした姿が特徴の モデルさんが古池さんに寒い季節によく見るバカッpr


 恋人のように、後ろから抱き締めてぎゅううーーっとしていた。


友達にしては距離近くない...??

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