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3.タイムスリープ

最初は人物の紹介などをしないといけないので

前置きが長くなってしまいますが

最後まで読んでいただけると嬉しいです。


  窓から太陽の光が差し込むみ

  俺は目覚めた。

  昨日カーテンを閉め忘れてしまったらしい。

  まだ眠いため二度寝を始める。

  今日の夜寝るときはちゃんとカーテンをしめないと…。


 「………はっ!?」


  二度寝しようとしていたが

  意識が少し覚醒したため脳が回り

  俺は飛布団を蹴飛ばし飛び起きた。

  周りを見るとそこは見慣れた場所。

  実家の俺の部屋だ。

  枕の横にあるスマホに気づく。

  このスマホは俺が高校受験に受かった

  記念に親に買ってもらったものだ。

  

  スマホの電源をつけると画面に

  2026年4月11日6時45分と表示された。

  

 「本当にタイムスリープしたのか…高校生に…」


  盛谷を本当に助けることができる。

  そう思うと嬉しくて俺が泣いてしまっていたとき

  階段を登る音が聞こえたと思ったら

  部屋のドアが急にバタンと開いた。


 「起きろ…ってもう起きてるじゃん」


  ドアの方を見ると懐かしの妹がいた。

  名前は和泉彩月(いずみさつき)で歳は一つ下。

  今の俺は15だから彩月は14か。

  19歳の彩月に見慣れてしまっていたから

  14歳の彩月を見ると身長が小さいぶん

  余計こどもに見えて笑ってしまった。


 「何急に笑ってるの?」


 「いや…なんか懐かしいなって、

  こうやって起こしにきてもらってるのも」


 「毎日起こしてるじゃん。寝ぼけてるんじゃないの。

  てか、起きてるならさっさと降りてこいよ」


  やっぱり反抗期に入ったから言葉がきついぜ。

  前はここで少しイラッとしてしまっていたが

  大学生になってから

  彩月にもっと優しくしてやったら良かったと

  後悔したためもう過ちは繰り返さない。


 「ごめんごめん、すぐ降りるよ」


  この返答に彩月は少し驚いた顔をしたあと


 「気持ち悪っ!」


  といって部屋を出て階段を降りていった。

  

 (ケンカしないですむのはいいな)


  このタイムスリープで盛谷を助けるのは当たり前だが

  こういう人間関係も大切にしていこう。


 「さて俺も降りるか」


  部屋を出て階段を降りる。

  そしてダイニングに向かうと

  テーブルに朝食が用意されている。

  白ごはんとみそしるに鮭の塩焼きと卵焼きだ。

  親は2人とも単身赴任のため家にはいない。

  そのため食事は彩月が毎日作ってくれている。

  

  先に食べている彩月の向かい側の椅子に座る。

 

 「いただきます」

  

  最初にみそしるを口にした。

  大学生では自炊していたため

  誰かに作ってもらったご飯は久しぶりだし

  懐かしい味に俺は心打たれた。


 「美味しい…やっぱり彩月は料理がうまいな」


  そう言うと彩月は急に咳き込んだ。


 「どうしたの急に、昨日まではあんなに

黙々と食べていただけなのに…」


 「いやなんか…一人暮らしをすることで

  こうやって料理してくれることの

  ありがたさを知ったんだよ」


 「……やっぱり今日変だよ。頭いかれたんじゃない」


  彩月は俺から目をそらして再び食事を始めた。

  心なしかいつもより表情が柔らかい。

  前までは静かな食事になっていたが

  会話をしながらの方がやっぱり楽しいし

  ご飯は美味しかった。


   ◇


  ご飯も食べ終わり洗面所に行き身だしなみを

  整えたあと制服に着替えた。

  ついに登校である。


  

  


 




  

 

  

 


  

  

  

  


  


  

読んでいただきありがとうございました!

少しでも「おもしろい」、「続きが読みたい」と

思っていただけたなら下の方にある星をお願いします!

ブックマークや感想も励みになるので

よろしくお願いします!

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