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枕の下に 希望の上に(4)

疲労配分

酒をひたひたに飲んだ日は

朧月が悲しく見つめる

大丈夫かいって

灯りが

無性に哀しくさせる




愛おしさを

堪えて呟く言葉に

愛おしさの糸を

感じないのなら

あなたは

人間を辞めるべきだ




微塵切りの死体を

元に戻すかのように

離れて

再び近づいた命には

無ければならない時間がある

あの日のままだと

壊れてしまうから

確かな言葉が必要だから

終わらないで

終わらないで

願い事の為の無理は

してみても良いかもしれない

その事で疲れない人なんて

居ないんだから




人を苦々しく思った日は

夜雲が知らん顔で通り過ぎる

触れないって

道のりが

異常に回転させる




不満を

上手く伝えられない言葉に

可愛いさの糸を

感じないのなら

あなたは

人間を辞めるべきだ




蛇腹折りの心情を

広げるかのように

空っぽで

忘れきった命には

無ければならない時間がある

あの手のままだと

壊れてしまうから

確かな言葉が必要だった

消えないで

消えないで

願い事の為の無理は

してみても良いかもしれない

その事で疲れた人なんて

居ないんだから




自分の事じゃ疲れない

他人の事だと疲れる

自分の事だと疲れる

他人の事じゃ疲れない

どちらであれ疲れる

どちらであれ疲れない

どれで生きるか

どれで生きたいか

どれで生きたかったか

どれかに近づく為に

行動した事はあったか

選ぶ事は間違いか

どれなのか

わからないまま

馬鹿みたいに疲れていないか




わかった所で意味は無い

なんて

思っているのだとしたら

見当違いで

何かに打つかる

何かが打つかってくる

あの時

目を瞑るのは何の為か

わかるのなら

考えられるだろう




微塵切りの死体を

元に戻すかのように

離れて

再び近づいた命には

無ければならない時間がある

あの日のままだと

壊れてしまうから

確かな言葉が必要だから

終わらないで

終わらないで

願い事の為の無理は

してみても良いかもしれない

疲れない人なんて

居ないんだから



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