第88話 魔王様!これはグロキモ回ですね!
注意、グロいのでます。苦手な方は見ないほうが宜しいかと。
再びホモォが!それにキチってます。
これらが大丈夫な方はGOです。
タダールは席を立ち、ウィストリアの方を向いた。
「では、命じよう。ウィストリア君、自害しろ」
“自害しろ”と命じられたウィストリアは、タダールの言葉に戸惑いを隠せなかった。
「単に自害しろとは言わない。腕、足を自ら切断して死ぬんだ。契約を破った君にはふさわしい罰とは思わないかい?」
冷え切ったタダールの言葉を、ウィストリアは何もせず聞く。
「他人の力を借りずに、自ら手足を切断してみせろ。早く!」
ウィストリアはタダールの命令を従わずおえなかった。
自分で言ったことなんだ。自分で。
ウィストリアは左腕の裾をめくり、具現化させた赤いナイフを左腕にあてグッと力を入れる。
グジュ…
という肉が裂ける音と共に、赤いナイフが右腕に深く滑り込む。
「っ…」
大量の赤い血が床にぼたぼたと落ち、左腕に激しい痛みが走る。
自らの左腕を斬っていく内に、ふと硬い所にナイフが当たった。
骨だろう。骨が当たり腕の切断を妨げてしまっている。
すると、ウィストリアは赤いナイフを上に振り上げ、力強く骨に打ち付けた。
「…折れろ、折れ…ろ!折れろ!」
何度も骨にナイフを打ち付けるウィストリア。
(ウィストリア様…!)
扉の向こうからその姿を見ていた男闇魔道士は、この悲惨な光景に目を思わず瞑った。
「折れろ!折れ…ろよ!」
数秒間の奮闘に渡って骨は、ぐちゃぐちゃになり、
ウィストリアはやっと思いで、左腕を切断した。
「フーッ、フーッ!一本目…次は左足!」
ウィストリアはそう言って、左足に手をかけようとした。
男闇魔道士は、これ以上見てられなかった。
「ウィストリア様!」
男闇魔道士が扉を勢いよく開け、ウィストリアに駆け寄る。
「げ、外道ゴリラか…?邪魔する…な!」
まだ続けようとするウィストリアを、男闇魔道士は止めた。
「ウィストリア様、ダメです!やめて下さい!」
男闇魔道士はふらふらと、ウィストリアを受け止めた。
「飛んだ邪魔が入ったな。今すぐ退け。私からの命令だ。今すぐ退け!」
タダールの命令にも従わず、ウィストリアの怪我を治療する男闇魔道士。
「残念ながら、それは受け答えできんな。ウィストリア様を引き取らせてもらうぞ」
男闇魔道士はウィストリアを担ぎ、この場を去ろうとする。
「待て闇魔道士よ。私に逆らうのか?私に従え、そうでなければ契約を破った事になる。お前をここで殺すことになるぞ」
「なら、殺してみろよ!雑魚平民!」
ウィストリアを担ぐ、男闇魔道士の体が光に包まれる!
「何だ?この光は…!」
あまりにも眩しい光に、タダールは目を瞑ってしまった。
光が収まったところで、タダールは目を開ける。さっきまでいた男闇魔道士の姿が消えていた。
瞬時に望む場所に飛んで行ける、移動魔法を使ったのだろう。
「逃したか。フン、だが覚えておけ。契約を破ったのを後悔させてやる…」
タダールは切断された、ウィストリアの腕を踏みにじったのだった…
《そして、何時間かの時が流れたアカルガーデンのある豪邸では…》
「ふぅ〜、まさかリカルダ君と会えるなんて思ってもいなかったな」
一人、満月の光に照らされる自分の部屋で、ワインを楽しむアルベルトが居た。
机に置いてあった赤ワインを、アルベルトはぐっと飲み干す。
「会ったのは何年ぶりだろうか。5年ぶりかなぁ…?まぁ、そんなことはどうでもいい。もうすぐ私の者になるのだからな。リカルダ君、きっと来てくれるよね?来ないと、許さないからね。また虐げちゃうよ?」
それから、アルベルトの様子がおかしくなる。
「早く、リカルダ君の苦しむ顔が見たい。リカルダ君の真っ赤な血が見たい、泣く姿を見たい!見たい、見たい、見タい、ミタイ!」」
アルベルトは顔を覆い、見たいを連呼し始めた。
それは、奇妙なもので血の引くほどのものだった。
「リカルダ君、楽しみにしているよ…」
アルベルトは狂気の笑みを浮かべ、甲高い笑い声を上げるのだった…
第九章かな?第九章は短いですが、ここまでとします。
次回も見てね、あたし最近出番ないな…




