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第82話 魔王様!人間達の大会議です!

ツギクル大賞ってのおもしろそうなんで、試しに参加してみました。

当たるどころか、かすりもしないと思いますけどね。


後、小説名を変更いたしました。

前までは“勇者がくそうぜぇから、今日から本格的に潰しにかかろうと思う”

でしたが、“くそ”の部分を“マジで”に置き換えました。くそってちょっとあれなんでね。

冒険依頼受諾所についたリカルダ達。

扉を開けて見ると、いつもの騒ぐ愉快な声は聞こえず、シーンと静まり返っていた。


「誰もいねぇじゃねぇか、いつもは煩いほど賑わってるんだが…」


建物の中には誰もおらず、いつもの騒ぎっぷりは何処へ行ったのか。


「あ、いらっしゃい!こんな時に依頼を受けにくるなんて珍しいわね!」


扉の開く音で気づいたのか、カウンターから受付の女性が出てきた。


「こんな時に…?何かテロリアであったの?」


「あるも何も!リヒト様がお亡くなりになって、テロリアの大臣を務めていたマーフェスト大臣が、リヒト様の代わりに王になったのよ。今、リヒト様を殺した悪魔とどうしていくか、城前で話し合っているけど…貴女達はいかないの?」


え?リヒト大神官を殺したのは、悪魔?


リカルダは女性の言葉を聞いて、思わず耳を疑った。


「悪魔…?悪魔がリヒト様達を殺したの!?」


ウェルミナとジルもそれを聞いて、聞き捨てならない様子だ。


「確かか分からないけど、皆そう言ってる。あんな殺し方をするのは、人間をなんとも思っていない非情な悪魔だけよ。大昔に起きた“魔族大戦”が起きるのも時間の問題だね…」


魔族大戦…昔起きた魔物と人間との大規模な大戦のこと。長年に渡って魔物と人間の対立が続いていた。

スリーヴァが生きていたのも、魔族大戦の真っ最中だった。


ウェルミナ達が受付と喋っている間、忘れようと現実回避にリカルダは“Eランク”の掲示板の前に出る。


人が少ないのが影響したのか、依頼の数もいつもより少ない。Eランクの掲示板には2つの依頼しかなかった。


リカルダは

【運搬船の護衛をお願いします・報酬2000G(ゴールド)・場所フィアフルス】

を掲示板から千切った。


金額の値は依頼の難易度を表す。金額が高いほど依頼の難易度も高くなるのだ。

リカルダが過去に受けた依頼の中でも、一番高い金額だったが、Bランクのジルがいるから大丈夫だろうと、何とも思わなかった。


相変わらずの適当っぷりである。


「二人共、依頼受けに行くぞ」


「おい、リカルダ!お前は気になんねぇのかよ?悪魔についてどうするかの、集会のことだよ!」


今にも戦争が始まるかもしれないのに、無神経にもほどがあると、ジルは驚いた。


「アンタ、肝心な時に限ってバカなのよね。魔族大戦が始まってしまうかもしれないのよ?」


ウェルミナが緊迫した表情でリカルダに言った。


ウェルミナが焦るのも当然のこと。かつての魔族大戦が起こる前にも、同じようなことがあったのだ。

テロリアを支配していた王が、悪魔によって殺され魔族大戦が始まった。そして、今も魔族大戦が始まろうとしている…。

まるで、過去の過ちを繰り返しているように…


「こうしちゃあ、いられないわ!城前に行くわよ!」


こうしてリカルダはジルとウェルミナに、強制的に連れて行かれるのであった…


《そして、テロリアの町・城前》


「私達人間は、魔物に抗わなけれなりません」


リヒトが住んでいた(いえ)の前には、かつてリヒト大神官が演説の際に使っていた豪華な土台に乗る新たな王、マーフェストが大勢の人々の前で演説をしていた。


「凄い人の量ね…」


全テロリア民が集まっているんじゃないかと、リカルダ達は目の前の大勢の人々に、圧倒されていた。


「現在、悪魔と魔物の活動が活発化しこの大陸を脅かしています。これから悪魔の活動がさらに激しくなると予想されます。悪魔からこの大陸…そして大陸中に住む人間から古い蛇を滅ぼし、今、戦い守るべきです!」


マーフェストの言葉に「そうだ!そうだ!」という様々な同意の声が広がる。


「私達テロリアだけでは、悪魔に抵抗するどころかこちらが滅ぼされてしまいます。そこで、クーデリアとアカルガーデンの協力と共に悪魔を滅ぼすことに決めました」


マーフェストの発言に、周りからざわめき声が聞こえる。


「アカルガーデンと協力…?ふざけんじゃねーぞ!」


まず初めに声を上げたのは、リカルダの横にいたジルだった。


「たまったもんじゃねーぞ!テロリアに反発し、レオン隊長を殺した、アカルガーデンと組むなんて反対だ!」


「そうだ、アカルガデーンと手を組むなんて!」

「クーデリアと私達テロリアのみで戦いましょうよ!」


ジルの反発を聞いて、他の人々達が続いてマーフェストに反意を投げつけた。


「落ち着け!民衆達!マーフェスト様がおっしゃることにケチをつける気か!」


隊長と思われる兵士が、人々を落ち着かせようと話しかけるも、おさまらず…

人々達の反発にマーフェストも困り顔だ。


「私もそうしたいのはやまやまです。しかし、そうしないと私達テロリア…この国までも悪魔に滅ぼされてしまいます!悪魔から抗う為にも、国が一つにならなければならないのです!」


マーフェストの決意が篭った瞳に、反発していた人々は何か言いたそうだったが、そっと口を閉じた。


「皆さんの気持ちは、心が痛むほどわかっています。ですが、そうしなければいけないのです」


城前が静まり返った所で、次はウェルミナが口を開いた。

ーキャラクター紹介ー


マーフェスト…死んだリヒト大神官の代わりにとウィストリアに王を任された人物。リヒトが生きていた時には、大臣として務めていた。何においても真面目な性格で、ちょっと控えめ。

が、国民に相応しい王になろうと日々努力している。

“私達人間は、魔物に抗わなけれなりません”


次回も見るザマスよ〜!

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