第79話 魔王様、調子乗りはタブーですよ!
まよらー久々に小説更新です。トイレに池ぽちゃしました。
改めてお詫び申し上げます。
(あいつ、てっきり悪魔斬りの剣を使うと思っていたが…)
アンドロマリウスの口が、三日月のように曲がる。
(そうか、剣の調子が悪いのか。俺も運がいいな!まずはあの槍野郎を叩きのめして…!)
さっきまで魔物の相手をしていた、ジルの姿が見当たらない。
「…?何処だ?」
「おいおい、よそ見かぁ?」
ジルがいつの間にか、アンドロマリウスの横にまわっていた。
足元を狙い、ジルはアンドロマリウスの足めがけ槍で突く!
しかし、それは虚しくかわされてしまった。
…俺の出番ない感じか?
魔物を倒しながら、リカルダは遠目からジルの様子を見ていた。
ジルは槍がかわされると、槍の後ろ方を持ち槍をアンドロマリウスめがけ突く!
(!なんだこいつ、次々に攻撃を…!)
アンドロマリウスは次々に繰り出される、素早い槍の攻撃に正直戸惑っていた。
「悪魔と思って覚悟していたんだが、まさかこんな間抜けヅラとはな!」
そんな焦った顔を見て余裕が出てきたのか、ジルはさらにアンドロマリウスを槍で突いていく!
バキッ…
その槍の一撃がアンドロマリウスの頬に当たり、赤いひび割れを起こした。
アンドロマリウスは槍を短剣で受け止めると、槍を弾きジルとの距離をとった。
(予想外だったな…悪魔としたことがドジったぜ)
人間にダメージをくらわせられるとは…何かプライドのようなものがアンドロマリウスの中にはあった。
「なんだ、なんだ?もう疲れたのかよ?」
ダメージをくらい、プライドを傷つけられたアンドロマリウスに、ジルは調子にのり挑発を投げかけた。
「お前、この軍団数からして低級の悪魔か?」
その言葉に、何も言わずに構えを取る、アンドロマリウスの眉が微かに動く。
「やっぱり、そうかと思ったぜ!強い悪魔はお前の連れている軍団の倍の軍隊を連れてくるらしいじゃねぇか。それに…」
ジルは姿勢を低くし、地を思いっきり蹴った。
「実力も塵もねぇしな!」
槍の手持ちの部分を使い、ジルはアンドロマリウスに攻撃を仕掛ける!
それに対し、何も抵抗もしないアンドロマリウス。ただ怪しい笑みを浮かべているだけ…
(何もしない…?)
若干怪しいとジルは思いつつも、攻撃を仕掛けにかかる!
「…!?」
ジルの槍がアンドロマリウスに直撃する…といった所で、アンドロマリウスの姿が消える。
「ジル!後ろだ!」
リカルダの声に、ジルは後ろを振り向くも遅く、肩にアンドロマリウスの短剣を受けてしまった。
「うわああぁぁ!」
肩を深く斬られた痛みに、ジルは思わず悲鳴をあげた。
「おっと、まだ終らねぇぜ!」
アンドロマリウスは地面に斬撃をいれ、ジルのまわりに土煙を起こさせる!
「くっ…そ!」
土煙の中にいるジルは、土煙に視界をとらわれ、アンドロマリウスの姿は勿論、辺りの様子を伺えなくなっていた。
(周りが見えない…これをなんとかしねぇと!)
と…考えていると…
ザシュッ!
ジルの頬に鋭い痛みが走り、血が滲み出る。
「ああっ!こっちか!」
斬撃が来た方向に、ジルは槍で突く!が、虚しく砂煙を突いただけに終わった。
ザ…クッ!
次は、ジルの脇腹に強い斬撃が走る!
「今さっきの勢いはどうしたんだよ?」
土煙の外から、体を歪ませ今にも倒れそうな顔するジルを見て、アンドロマリウスは笑った。
「勇ましかったあの態度は、どこへ行ったんだろーな?」
「うっせぇ!」
ジルは声のする方へと槍を横に振るも、これもまた空振り。
ザクッ…!
ジルの左太ももを強く斬られ、血が大量に吹き出る!
(これ以上、攻撃を受けたらまずい!)
ジルはなんとか土煙から逃れようとするが、左太ももや肩を斬られた痛みに上手く動けず…
「そう暴れるんじゃねぇよ。ジッとしてりゃあ、すぐ楽にしてあげるからよ!」
「ジル!」
二人の様子を見ていた、リカルダはジルを助けようと悪魔斬りの剣を引き抜こうとする。が!
…これを使ったら、アンドロマリウスごとジルを斬ってしまうかもしれない。
今の悪魔斬りの剣は振っただけでも、周りを破壊してしまうほどの破壊力を持つ危険な代物。迂闊には使用出来なかった。
「でも、どうすれば…ジルを!」
「ガアアアッ!」
さっき仕留めた筈の魔物がリカルダの思考を邪魔するように、襲い掛かってくる!
「?この魔物達は、さっき仕留めた筈…」
与えた筈の魔物の傷が再生するかのように戻っていくのが、リカルダの瞳に映った。
過去に戦った蛟やハードプラントのように…
「魔石か!」
魔石が体内にある魔物は、何処に魔石が入っているか見分けがつかない。
手探りで魔石がある部位を探すしかなく、見つけるまで相当な時間がかかる。
リカルダは素早く魔物を斬りつけていくも、魔物が次々と襲いかかってくる。まるで時間稼ぎをするかのような…
リカルダはジルの方へと目を向ける。
そこには祭壇の壁に追い詰められた、ジルの姿があった。
アンドロマリウスがジルに短剣を振り下ろそうする最中だった。
ジル…!
リカルダはジルの元へと向かうおうとするも、再生された魔物に遮られる。
また、見過ごすのか?
リカルダの脳裏にある記憶が浮かぶ。
このまま…見過ごすなんて、無理だ!どうすれば…!
“こうすればいいんだ。リカルダ”
と、何処からか聞き覚えのある声がリカルダの耳に届いた。
携帯が池ぽちゃって、携帯が水没したってことですわよね?哀れな、著者ですわね〜。
こんな著者ですが、これからもこの小説を読んでやってくださいまし!




