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第59話 魔王様!町がパニック状態です!

更新速度がダウンしております。

吹き飛ばされた衝撃により、家の外壁が崩れ、リカルダは民家の中に倒れ込む。


立ち上がる間もなく、ネビロスが襲いかかってきた。


ズズズッー!


リカルダの腹を踏み、床に押し付けながら引きずっていく!


「あっ…がっ!」


防具をつけていない部位の背中が、摩擦により熱くなっていった。


あまりの熱さと痛さに、リカルダの顔が歪む。


「フフフフッ!その顔いいわねぇ!ゾクゾクしちゃう!」


ニタニタと気持ち悪い笑顔を浮かべると、ネビロスはリカルダを勢いよく吹き飛ばす!


ボォゴーン!バリバリッ!


吹き飛ばされた勢いにより、リカルダは家の戸棚や壁にぶつかっていく。


「テロリアの諸君よ。テロリアを統べるリヒト大神官だ」


ぶつかっている最中、リカルダの耳に聞き覚えのあるどでかい老人の声が聞こえてくる。


…!この声は!


リカルダは何かを思い出したように、目を見開いた。


この区域は…マズイ!


リカルダは手でブレーキをかけ、家の壁の衝突を逃れようとするが…


《テロリアの町・噴水広場》


中央にある、どデカイ噴水をシンボルとする大広場。


そこでは、白を基調とした礼装に身に纏った老人の周りに、数えきれないほどの沢山の人だかりができていた。


老人の周りには何人もの兵士が囲んでおり、まるで老人を守っているかの様だった。


「今回、こうやって演説を開くのには、理由がある。それは、我々人類を脅かす魔族についての話だ!」


この白髪の人物はリヒト大神官。この区域、テロリア周辺の地域を統べる王。

リヒト大神官はこうやって町に降りてき、演説をすることもしばしばあるのだ。


リヒト大神官が演説するのは、大体は重大な話が多い。

こうしてテロリアの7割くらいの民達がリヒト大神官の演説を聞きに来るのだ。


「あの、リヒト様」


リヒト大神官の横に兵士が割り込んできた。


「ここ周辺で悪魔が暴れているという報告が警備部隊からきているのですが…」


兵士がリヒト大神官に耳打ちする。


「このまま演説を続けられては、危険です。ここは1度演説を中止されたらどうかと…」


とリヒト大神官と兵士が話していると…


ドォォォーッン!


民家の壁を破壊しながら、リカルダが噴水広場の前の街道に割り込んできた。


「ぐっ…!」


瓦礫と一緒に出てきたリカルダは、派手に街道に叩きつけられた。


「!?リカルダ!」


リヒト大神官はボロボロのリカルダを見て驚き、人混みをわってリカルダに近づこうとする。


「ウフフフフッ…あらあら〜そんなにボロボロになっちゃって…可哀想に!」


壊れた民家の壁からネビロスが現れ、手でリカルダを潰そうとする!


ネビロスの出現に町の人達は、悲鳴をあげる。それはその筈、全身ヒビだらけの怪物が目の前にいるのだから…


「くっ!」


リカルダはネビロスの手をかわし、戦闘体勢をとる!


リヒト大神官はボロボロのリカルダの姿を見て、焦った表情を見せた。


「兵士達!悪魔を取り押さえろ!」


「はっ!」


リヒト大神官の命令で、兵士達がネビロスに襲いかかる!


「人間ごときが!私に刃向かうんじゃないわよ!」


ブウゥン!


大きな赤黒い手を振り回し、兵士達蹴散らす!


「うわー!」

「ぐぁぁっ!」


兵士達は呆気なくネビロスに蹴散らされ、戦闘不能になった。


「無様ね、実に馬鹿だわ」


そう兵士達に言葉を吐きかけると、ネビロスはリカルダに近づいていった。


「死になさい。私をこんな姿にした罰よ」


そう言ってネビロスは、爪をリカルダに振り下ろそうとする。と、


リヒト大神官がいる方向から、光の光線のようなものが飛んで来る!


ピッキーン!


光線はネビロスの腕に当たり、手を弾いた。


聖流星(ホーリーミーティア)。そうはさせんぞ!」


聖流星(ホーリーミーティア)…光の光線が流星のように早いということから、名付けられた。威力は低いが、何度も出せ、魔力の消耗が少ない。


ピッーン!ピピピッーン!


リヒト大神官の右手にある白い魔方陣から、光の光線が再び放たれる!


「…何!?」


ネビロスは光の光線を手で、掻き消す!


悪魔は光属性の魔法に弱い。悪魔にとっては、光属性の魔法はマズイもの。


ネビロスは必死になって光の光線を防いだ。


今だ…!


リカルダは必死になっているネビロスの前から、後ろに回る!


「後ろに回って何をするのかしら!」


リカルダが後ろに回るということを、読んでいたネビロスは爪を振り回す!


リカルダはその攻撃に、後ろへ後退した。


「兵士よ!増援と冒険者を呼べ!今すぐにだ!」


「は、はい!わかりました!」


この場から駆けていく兵士を、ネビロスは目で追いかけていく。


「フッ…寄ってたかって私を仕留めようっていうのね。まあいいわ」


シユュュッ!


ネビロスの周りに赤い霧が現れる。


「全部、ダメにしちゃうから…!」


赤い霧がネビロスから放たれ、町人を包みこもうとする!

また見てくれよ?

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