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第48話 魔王様!これは逃走中ですね!

落ちていく中、糸を掴みリカルダは2階の窓へと突っ込む!


バリィーッ!


窓ガラスがわれ、リカルダはすぐさま後ろを向く。


「まさか…この私が殺し逃すとは!」


リカルダの背後には、男暗殺者と女暗殺者が迫っていた!


シューッ!


女暗殺者の左手から、白い糸が放たれる!


糸はリカルダの左足を捕らえた。


「終わりだ!」


ブウゥッン!


男暗殺者はリカルダの首めがけ、剣を振り下ろす!


それに対し、リカルダは体勢を低くし男暗殺者の剣をかわした。


「な…!」


リカルダは欠かさず、男暗殺者を下から斬りつける!


ブシャーッ!


男暗殺者の左腕から血が噴き出て、床に滴り落ちる!


「フッ…こんなもの!」


男暗殺者は無造作に腕を動かし、リカルダに血をかける!


「…!」


リカルダは咄嗟に目をつむる。


「甘い!」


男暗殺者は剣を振るい、リカルダの右肩を斬りつける!


「あああぁっ!」


リカルダは右手で肩を抑える。右手からはとめどなく血が流れていく。


シーーュッ!


今度は糸が女暗殺者の手から放たれる!


くっ…満足に右腕が動かせない…


リカルダは剣で糸を防ぐも、痛みに負け結局は絡まってしまった。


次は何の攻撃が来るのかと身構えていると、


スフィィーッン!


リカルダの足元に白い魔法陣が現れる!


規則的に並んだ白い球。リカルダは球を見て目を見開いた。


これは…爆発魔法!


ボボボォォォーッ!


眩い大爆発を起こし、砂煙が舞う!


「旦那、魔法を使うのは駄目だと言った筈では!」


「フフフッ…これで勇者ハイルの子は…」


女暗殺者の言葉にも見向きもせず、術を展開しただろう男魔道士は一点を見つめた。


やがて砂煙が収まり、周りの様子が見えてきたところで、


「なっ…!いないだと…?」


そこには、リカルダの姿はなかった。


「逃げた…か。探せ!」



くっ…やっぱ痛いな…


その頃リカルダは屋根の上を走り、隠れる場所を探していた。


深く斬りつけられたために、リカルダの右腕はあまり動かせないでいた。


ここであいつらに見つけられたら…


フブウゥッ!


と何か飛んでくる音がしたので、リカルダは後ろを振り向く。


「!?」


そこには巨大な紫の槍のようなものが、飛んで来ていた。


ブオオーッ!ボゴーッ!ブウゥーッ!


「うわぁっ!」


紫の槍がいくつも飛んでき、リカルダを吹き飛ばす!


死槍(デススピア)!逃がさなーいっ!」


死槍(デススピア)…通常の槍より大きい紫の槍を放つ遠距離型魔法。刃の鋭さは異常で、一度触れれば、切断してしまうという異常な切れ味をもつことから名付けられた。


後ろの方から男魔道士の声が近づいてくる。


もう見つけられたか…!


「旦那!そんな派手にやっては、九尾にばれてしまうぞ」


男暗殺者が男魔道士の横に並び、注意する。


「別にいいんだよ。バレたって…」


狂気の笑みを浮かべ、男魔道士は死槍(デススピア)をリカルダめがけ放ち続ける。


「当たれ…当たれぇ!」


当たってたまるかよ…!


出来れば倒したいところだが、こっちは右肩を負傷。相手は3人だ、無理がありすぎる。


リカルダは槍をよけると地面に着地し、素早く近くにあった扉の裏に身を隠す。


「はあっ…っ…」


息切れを抑え、見つからないよう息を殺す。


「チッ…あいつはどこに行った!」


荒々しい男魔道士の声が扉後しに聞こえてくる。


「後もう少しで殺せたのに!」


リカルダを見失った怒り、苛立ちで男魔道士は怒っているようだ。


「ここは分担して探しましょう」


「わかった、俺はこっちを捜す。旦那も捜してくれ」


それからというものの、男魔道士達の声は遠のいていった。


あ、危なかった…ここに隠れて正解だったな。


リカルダはそっと扉から顔を出そうとする。すると…


「ここで何をしてるの?」


突然声が聞こえ、リカルダの体がビクッとなる。


見つけられたか…ここは戦うしか!


とリカルダは決心をし顔をあげ、構えを取る。


「ちょっ!リカルダ??どうしたんだ?」


リカルダの目線の先には、リカルダの行動に戸惑っているサヨがいた。


「なんだ…お前か…」


リカルダは安心したように、肩を落とした。


「って、リカルダ!なんだよその傷は?」


サヨは血に染まったリカルダの右肩を見て、驚いていた。


「ああ…これか。これはそのだな…」


「あー!見いつけた!そこに居たんだね」


サヨに理由を話そうとした時、男魔道士の姿がリカルダの目に映った。


「お前、誰だよ?」


リカルダのマズそうな顔を見て、サヨはリカルダを庇うように、男魔道士に立ちはだかった。


「それは教えなられないな。で、お嬢ちゃん。そこの男の子こっちによこしてくれない?」


「なんでだよ?お前なんかにリカルダを渡せないな!」


サヨは男魔道士にそう言い放つと、鋭い眼光で睨みつけた。


「そうかそれなら…」


男魔道士の手のひらに、魔方陣が現れる!


「ターゲット意外は殺さない予定だったけど…仕方ないよね!」


それに対しサヨは何もせず、ただ立っているだけ。


「おい、やめろ!サヨここは俺に!」


リカルダはサヨと代わろうと、サヨの前に出ようとする。


「大丈夫だ。俺に任せろ!」


「だが…」


「リカルダは下がってて!ここは俺に任せてくれないか?」


と自信満々に言うサヨ。何を考えているのだろうか?

次回も見てくだせェ

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