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第30話 魔王様ー!病気にはご注意ですよ!

それから、暫らく過ぎた頃。ギルド『グランツ・テイルズ』では…


ある一室、目覚めるルアが居た。


目をそっと開け、周りを見回す。


(あれ?ここは…?)


見覚えのない部屋に、不思議そうに辺りを見る。


「…ん?」


何か右腕に違和感を覚え、右肩を恐る恐る見る。


包帯が巻かれた右肩。肩から下はない。


これは、この前の出来事。

テロリアの時計塔でルアは闇の炎から2人を守るため、吸収魔法(ドレイン)を使った。

闇の炎を吸った影響により、右腕が魔力の膨張、右腕が破裂してしまったのだ。


「右腕が…ない!?」


(えっ?なんで右腕がないんだ?)


ルアは暫らく右腕がないことに混乱していた。が、


(あ…そうか、思い出した。吸収魔法(ドレイン)で…)


ルアはすぐにあの出来事のことを思い出した。


(あの2人は大丈夫かな…?)


ガチャッ…


「目が覚めた?」


ルアがそう考えていた時、部屋のドアが開き、ライムが入って来た。


「貴女は…?」


ルアの予想外の反応に、ライムは頬を膨らませる。


「忘れたの?グランツ・テイルズの前で会ったじゃない?」


「…?あっ…!」


“貴方を必ずギルドに入れて見せるから…覚悟し・て・な・さ・い・よ・ね?”


ルアはある言葉と、ライムのあの時の顔を思い出した。


「うおぁっ!」


ルアは怖がった様子で、ベットの奥へと身を寄せる。


「こ、こないで下さい。来たら怒ります」


「せっかく看病をしてあげようと思ったのに、何怖がってるのかしら?こっちに来てくれる?包帯替えるから」


なんで怖がってるのよ?と言わんばかりの表情で、ライムはルアを呼ぶ。


「…わかりました」


ルアはライムに警戒しながら、ベットに座った。


ライムはルアの右肩の包帯をほどいていき、包帯をほどき終わると、新しい包帯を丁寧に巻いていく。


「あの…聞きたいことあるんですけど…」


ルアはライムに包帯を巻いてくれている途中、ライムに話しかけた。


「何かしら?」


「ここどこですか?」


「グランツ・テイルズよ」


「えっ…グランツ・テイルズ!?」


(グランツ・テイルズ…ってことは!?ウェルミナさんとリカルダさんが居る…)


「はい、包帯替え完了よ」


ライムがルアの包帯を替え終わると、ルアは頬を赤くしながら、立ち上がる。


「僕…ここから出ます」


「え?どうしてよ?」


ルアの発言に不満そうな顔をするライム。


「り、理由はないです!僕の荷物は何処ですが?」


自分の荷物を探しに、部屋を出ようとするがライムに止められる。


「あら?何もお礼もなしで帰るの?」


ライムの目つきが鋭くなる。


「誰が看病してあげたと思ってるのかしら〜?メンバーの皆が貴方のことを心配してくれていたのに、何もなしで帰るっての?」


ライムの威圧にルアは顔をピクピクさせる。


「な、何をすれば…帰らせてくれますか…」


ライムは少し考えると、


「それじゃあ…ギルドに入るってのはどうかしら?」


「はぁっ!?ギルドに!?」


ルアは驚き、身を取り乱す。


「そ、それは無理です!断じて無理です!」


「ダメよ。貴方にはここのギルドに入ってもらうわ。さてと、マスター呼んでくるから、大人しく待ってなさいよ?」


ライムはそう言って、部屋を出て行った。


「拒否権なしか…」


あの人には逆らえない…ルアは仕方なくギルドに入ることにした。


内心は嬉しそうにして、ライムとマスターが来るのを待った。


それから、何十分か過ぎたのだが、

まだ、ライムとマスターが来ないでいた。


「遅いな…」


ルアは時計を見る。あれから、2時間にもなるのに、まだライムが来ない。


(何かあったのか…?)


心配になったルアは部屋を出ることにした。


木のドアノブをひねり、廊下を進む。木の階段を下りると大広間に辿り着く。


(こっちかな…)


横の廊下を突き進むと、そこにライムが居た。


廊下に座り込み、何か様子がおかしい。


「あの…?」


ライムに近づき、肩に手をかける。


(!?)


次の瞬間、ルアはライムの顔を見て、目を見開く!


ライムの顔は、いたるところが赤黒く変色しており、他にも手足などにも赤黒いシミのようなものができていた。


「はっ…うっ…」


どう話しかけても、目を閉じうめき声を発するだけライム。


明らかに様子がおかしい。


(さっきまでこんなシミなんて…)


「大丈夫ですか?大丈夫ですか!?」


ライムの体に起こったこととは…?

また次回も見てくれよ?

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