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異世界のキャンセラー~俺が不遇な人生も纏めてキャンセルしてやる!~  作者: 空地 大乃
第一部 異世界での洗礼編

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第75話 潰せボンゴル商会!

「一体どうなっているのだこれは!」


 ボンゴルの怒声が、店内に響き渡った。

 とはいっても、すでにそれは店といえるような状況ではなく、商品も建物自体もカウンターを覗いては破壊され尽くしているわけだが――


「う、うぅううそれが私にもよく――」


 くそ! と思わずボンゴルは地団駄を踏む。

 これで既に三軒目。ボンゴル商会の店がとんでも無いことになっていると耳にし、様子を見に来て見れば、店が全壊に近い事になっている。

 最初の店は昨日ドワンという下劣なドワーフの店に付き添わせた男に店主を任せていた店だった。


 話を聞きボンゴルが駆けつけると、この店と同じように商品は余すことなく粉々に破壊され、店さえもとても営業が可能な状態ではなかった。


 しかも理由を聞いてもイマイチ要領を得ない。あまりにも腹が立ったので、その男はその場で首にし、後で家族ごと奴隷堕ちするのを覚悟しておくんだな! と言い捨て二軒目三軒目と順に回ってきたが、どこも全て同じ有り様。

 

 勿論店を任せていた店主には、それ相応の責任をとってもらうつもりではあるボンゴルだが――それにしても嫌な予感ばかりが脳裏に過る。


 とにかく急がねば。何者かが私の店を狙っている! それは間違いがない! 


 ボンゴルは三軒目の店主も一発殴り倒し、鼻息を荒げながら次の店を目指すが――





「判りました四〇〇〇万ゴルドで売りましょう! 大丈夫です書類はとりあえず偽造でなんとかしますので――」

 

 五軒目の店もあっさりと上手く言ったな。ちなみにここは防具専門のようだ。

 まぁ質が悪いのは一緒なので――


「なーーーー! エロの鎧がーー! イーッスの盾がーーーー! オレハルオヘルムが~~~~!」


 はいはい、じゃあキャンセルで返金して貰って――


「バ、バッグ! 購入します! 店の全額三〇〇万ゴルドはお支払いしますので売ってください!」


「はい、じゃあ売りました。代金受け取りました。で、キャンセルね」


「のおおおおおおぉおおおおお! 店がーーーーーー! お金がーーーーーー!」


「順調やなボス」

「それにしてもこんな手があるなんて驚きです。流石ご主人様です!」


 店を出てカラーナとメリッサがそんな事を口にする。

 確かに午前中で既に五件潰してるしな。

 このペースでいけば予定通り午後で全てが――


「き、貴様らかーーーー! 私の店をわけのわからない手で滅茶苦茶にして回ってるのはーーーー!」


 て、ん? 聞き覚えのある声に振り向くと、あちゃ~~~~ボンゴルの奴だよ。

 やっぱ気づいたか。


「あのおっさん昨日の豚やないか」

「ど、どうなさいますかご主人様?」


「ん? まぁあいつはまだ早いしな――だから……ペースを上げる!」


「な!? ま、待てこらぁああぁあ!」


 待てと言われて待つかっての。こうなったら遠慮もしてられないな。

 ステップキャンセルでサクサクいくぞ!





「五〇〇〇万ゴルドだ! サクッと売れ!」


「は、はいではこれが契約書――」


 俺はサクッとそれにサインして購入完了。

 てかこいつあの豚と一緒にいたもう一人の眼鏡だな。


 まぁいいやとにかくかまわず破壊!


「ひぃいいぃいい店がーーーー!」


 で、商品と店の破壊が終わったら、バッグ売りますからのキャンセルで金を手に入れて、よし次!


「あは。あははっっはははあ、終わった~私の人生、これでおっわりだ~~~~ぎゃっははははっっは!」


 当然だ。これまでそれだけ多くの商人の人生を狂わしてきたんだからな。

 全て失って苦しめ!


「ボス! あと四店やで!」

「よっし! じゃあラストスパートだ! 残りはカラーナとメリッサも壊せるものはどんどん壊していっていいからな!」

「は、はい! 頑張ります!」


 そして――


「なぁああぁあ! クンニエロの槍がぁああぁあ! 店がぁああぁああぁあ!」


「えい! えい!」


「聖なるメイスのロリコンダがぁああぁああ!」


「ボス! これめっちゃ楽しいねん! 癖になりそうや!」


「のぉおおおぉおお! オジンポスの弓がぁあぁ! 店がぁああああ! そして金ががががっがががが!」


 ふたりも随分とノリノリでやってくれたものだから、仕事もサクサク進み、そして、最後の店も完全に破壊した。


 なんか店主が真っ白になってたけどな。

 とはいえ――


「ボス! これで店は全て終わりやな!」

「うまくいきましたねご主人様」


「あぁ。だが最後に大仕事が残ってるからな。実際それが本番みたいなものだ、気合入れていくぞ!」


「勿論や!」

「頑張ります!」


 ふたりが真剣な表情で返事する。俺も勿論顔を引き締め、そして、メインイベントを片付けるため貴族地区まで急いだ――






◇◆◇


「こ、これは本当なのですか?」


 ボンゴルの屋敷の前で執事然の男が声を上げた。

 その眼は明らかに訝しんでるようでもあるが、俺はニコニコと人の良さそうな笑顔を崩さずそれを告げる。


「はい本当ですよ。ボンゴル様よりこの屋敷の倉庫の品を全て売却してくれると聞いておりましてね。全てそこに記されたとおりです」


 俺はボンゴル商会のサインと印付きの書類を見せ、その男に説明した。

 それには俺との取引内容と、それをこの執事長に一任するという内容が記されている。


「いや、しかし私は何も聞いておりませんし、やはり旦那様がお戻りになられてからでないと――」


「それも大丈夫ですよ。契約書関係は執事長たる貴方に一任すると書いてありますよね? そのとおりに貴方は動いてくれればいいのです」


「ですが――」


「もしかしたら貴方は私が嘘を言っているとでも? 不愉快ですね。ボンゴル殿に言われてわざわざこうやって脚を運んだというのに門前払いとは!」


 俺ははっきりしない執事長に語気を荒らげた。

 そして、勿論これは振りだし、書類もまっかな偽物だけどな。


 ただサインと印については、さっき潰していった店の出来の悪い偽造なんかとは比べ物にならない精巧なものだ。

 あの時、あいつがみせた借用書のサインと印をカラーナがしっかり覚えていたからな。


「ほら! この通り一億ゴルドだって用意してきたのだ! それでも不満だというならこの取引はなしとさせてもらおう! 執事長あなたのせいでこれだけの取引が白紙になるんだ! 当然その覚悟はできているんだろうな!」


 俺は高圧的態度に出て目の前の執事長を攻め立てる。

 そうすることでこの男には自分のほうが間違ってると思わせられるはずだ。


「そ、そんな! それは困ります!」


「そうでしょう? それに貴方も執事長というぐらいなら、この金額が十分利益に繋がっているかが判るはずだ。貴方には断る理由がない!」


「……た、確かに! 判りました! それではすぐにでも契約書を――」


「おっとその必要はない。こんな事もあろうかとこちらで準備してきた」


「なんと! 手際のいい!」


 執事長が驚いている。だがまぁ今回に関してはこれでないと困るわけで。


「これの内容を確認頂き、問題無ければ執事長の方で代筆と印を」


 執事長は判りました! と内容を確認し、

「問題ありませんね――」

と一旦屋敷に戻り、サインと印を押して戻ってきた。


「はい、それではこれで契約が成立です。では中に入っても?」


 俺がそういうと、どうぞ、と執事長が門を開けてくれた。

 そしてそのタイミングを待っていたかのように――


「おうヒット! どうやら上手く言ったみたいだな!」


 俺が振り返るとドワンと更に数名の屈強な男たち。

 そんなドワンの顔つきは昨日の覇気のなさから一転し、決然と顔を引き締めすっかり元の精悍さを取り戻していた。


「ドワンやる気を取り戻したみたいだな! それで、後ろの人達は?」


「おう! ボンゴル商会に酷い目にあわされた連中だ! あいつのおかげで奴隷落ちした奴らも少なくないが、なんとか楽じゃないにしても暮らしを続けていた連中もいた。そいつらに声をかけたら二つ返事でやってきたぜ!」


「当然だ! こんなおもしれぇ話! 寧ろ教えてくれなくてもかけつたぜ!」


「あの野郎には煮え湯を飲まされたからな!」


「今度は俺達の力で目にもの見せてやろうぜ!」


 えいえいおー! と気合充分だな。

 それぞれ肩にハンマーなんかも抱えてるしな。


「ボス~~~~こっちもきたでーー!」

 

 カラーナ後ろからやってくる者達に手を振りながら俺に声を掛けてきた。

 そちらに目を向けると――うん、こっちも予定通りだな。


「よぉヒット~~! 早速俺達が役に立つ時がきたようだな」


「あぁ書類の方も助かったよキルビル」


 俺の返事に手を上げて応える。

 さらにその後ろからぞろぞろと、前に見た取り巻きのような二人に加え、もうパッと見は悪人にしか見えないような連中が十数人ぞろぞろとやってきた。


「暇してる連中で特に腕っ節のいい奴らを集めといたぜ。こういうのは大好きな奴らだが――しかし改めてお前はとんでもない事を考えたものだな」


「ははっ、そのとんでもない話に乗っかるあんたも中々だけどな」


「おお! 言うじゃねぇか! 全く元気ねぇときは、大丈夫か? と思ったもんだが杞憂だったようだな」


 そういって近づいてきたキルビルが俺の肩を強く叩き。


「まぁでもな。俺も後ろの連中もこういう無茶は大好きな奴らばかりだ。まぁ任せとけって!」


 キルビルの言葉に返事するように、後ろの盗賊達が力こぶを見せてきた。

 なるほど頼りになりそうだ。


「ちょ! ちょっと待って下さい! こ、これって!」


「あぁ気にしないで。何せ量も多いし全員手伝いなんで。じゃあちょっと失礼するよ」


 そういって俺達はぞろぞろと開けてもらった門の中へと入っていく。

 その姿に戸惑いを隠せない執事長だが。


「おら! お前も見てる約束なんだろ? さっさとこい!」


 どうやら誰かがしっかり執事長を連れてきてくれているようだ。


 ちなみにこの場所はボンゴルの屋敷の建てられている敷地でもあり、更に屋敷は住居兼商会本部という形をとっており、見た目にも宮殿みたいにでかい。


 そして敷地も相当に広く、この中には出来上がった品物を保管しておける倉庫と、実際に武器を作っている工房とが敷設されており……


 まぁそんなわけで、とりあえず先ず最初に俺達がやるべきことは――


「――この敷地の権利はこの私が買い取ったーーーーここに契約書も存在するーーーー! 現在敷地内で作業中のものはーーーー速やかに作業を中断し、中庭まで集合してくれーーーーーー!」


 俺が呼びかけを始めると、メリッサやカラーナも一緒になって敷地内の使用人や奴隷たちに呼びかけを行う。


 盗賊たちも手伝ってくれたが、彼らが呼びかけると顔が顔だけに、別の意味ですぐ命令に従ってくれた。


「な、なんですかこれは! この話は倉庫の品を買い取るという事だけだったはずではないですか!」


「はい? そんなはずはないけどな。もう一度よく契約書をみてみろ」


「違うって……確かに私は確認した! 一体何をば、なぁあぁあああぁあ! 馬鹿なーーーーーー!」


 眼を剥いて驚いているな。 

 まぁ当然か、さっき見た時は確かに倉庫の品だけを買うという内容だったはずだがな。

 盗賊ギルドの暗号技術の応用で、その書類は空気に触れて一定時間立つと別の文章が浮き上がる仕組みになっている。


 マジックバッグに入れている間は効果は出ないが、一度出してしまえばこんな形で内容を変える事が出来るってわけだ。


 当然やってる事は詐欺以外の何物でもないが、連中が今までやってきたことも同じだしな。

 だから遠慮しない。


 ちなみに内容は、この敷地内の建物などすべて売るってものに変わっている。

 それが形あるものなら、どんなものでも後々キャンセルが可能だしな。


「そ、そんな! こんなの――ぐふぇ!」


「はいはいおっさん、そこまで確認できたらちょっと眠っててな」


 カラーナが、ブラックジャックという革袋に砂を詰めたタイプの打撃武器で後頭部にガツン! と決め気絶させた。

 これまでと違って、流石にこれからすることを黙って見てろともいえないしな。


 とりあえず売ったものの認識と、支払ったお金を現状は執事長に持たせていることで条件はクリアーしてる。

 

 後は適当に寝かせておいて事が済んだら起こすとしよう。

 これだけみてると、執事長には何も罪がないのに可愛そうだと思えそうだがな。

 

 シャドウの情報によると、この男もボンゴルの悪事に加担し、さらに無理やりつくらせた借金の型に連れて来られ、メイドをさせられている女にも、その立場を利用して好き勝手なことをしていたようだ。


 つまりこいつも例外なく屑って事だ。そんな奴に遠慮はいらない。


 そしてしばらくし、ボンゴル商会で働いていた使用人や奴隷が庭に集まった。

 彼らに事情を話したが、やはり使用人などは得心がいかない様子。

 まぁ失業してくださいって言ってるようなものだしな。

 

 おまけに彼らに関しては実際何の非もない。

 なので一人一〇万ゴルド払うと約束したら、態度をころっと変えお金を受け取り喜んで帰っていった。


 五〇人いたので出費が五〇〇万ゴルドになったが必要経費だ。

 それ以上のお金を店から手にいれてるしな。


 更に奴隷に関しては盗賊ギルドに一任した。

 ボンゴルは間違いなく今日で詰む。

 奴隷をどうこういえる立場でも無くなる。

 だがその後、奴隷が行き場を失うのは気の毒だしな。


 あれから話を聞くとキルビルは弱者からは搾取しない! を信条としてるようだしな。

 ただ何も考えず奴隷商人の手に渡るよりは彼に任せたほうがいいだろう。


 まぁそんなわけで――これで準備は整った!


「さぁここからが本番だ! 全員でここの全てを徹底的に破壊するぞーーーーーー!」


「うぉおおおぉおおおおぉおおおおおおお!」


 鬨の声が上がり、この計画のために集まってくれた皆が一斉に動き出した。


「おい皆これを使え! うちのからの差し入れだーー!」


 ドワンの叫びに俺達が振り返ると――そこには大量のマジックボム! 

 な、なるほど……確かにこれがあると早い――


「ヒットはこれを使え。昨晩のうちに仕上げたドッカンボルトだ――」


 ……ま、まぁ名前はともかく確かにこれも破壊には役に立つ。全部で三六本あるしな。


「よ~~~~し! じゃあ俺達はあのロクでもない装備ばかり作ってやがった工房をぶち壊しに行くぞ!」


「「「おおおぉおおう!」」」


 こうしてまもなくして、敷地はまるで戦場のような様相を醸し出し始め、あっちこっちでマジックボムによる爆轟が起こり、工房ではドワーフ達の気合の声と共に、ハンマーの打ち鳴らす音が響き渡り、壁に穴が空いていく。


 屋敷の方は盗賊ギルドの皆に任せた。報酬代わりに屋敷にある金目の物は好きにしていいと言っておいたからだ。


 その為盗賊達は、破壊するものとお宝を運び出すものとを分担して動いていた。

 指揮をとっているのはキルビルである。


 そして俺は俺で、並び立つ倉庫に向けて爆破の魔法が込められたボルトを躊躇なく打ち込んでいく。


 一発射つたびに壁が粉々になり、中の物が木っ端微塵に吹き飛んでいく。

 出来損ないの武器や防具の破片が雨のように辺りに降り注いだ。


「よっしゃーーーー! 金目の物はこれで全て運びだした! 後はその趣味の悪い屋敷を徹底的にぶち壊せーーーー!」


 俺が全ての倉庫を吹き飛ばし終えた頃、盗賊たちの気炎があがり、屋敷の端から建物が倒壊していく。


 まるで発破作業のごとく勢いで、かなりの大きさを誇った趣味の悪い屋敷が粉塵と化していく。


 工房を破壊し尽くしたドワン達もやってきて、最後の屋敷の解体に加わった。

 全員満面の笑みで楽しそうに屋敷を破壊していく様子を見てると、どこか微笑ましくも思えたりしたものだが――


「ボス、なんか壮観やな」

「あぁそうだな」

「あんなに大きかった建物がこんなにあっさりなくなっていくなんて……」


 確かに――後は。


「ドワン! 最後はその壁だけだ!」

「ラストはそのしびれるような槌さばきでいっちょ頼むぜ!」


 仲間の声にドワンが頷き、腰を捻り、そして恨みの篭った一撃を、その壁に叩き込んだ!


 そして暫しの沈黙の後――ドワンが肩に槌を担ぎその場を離れると、一拍おいて、地鳴りのような音が鳴り響き、残った壁から天井までが轟音と共に弾けたように砕け散った。


「……終わったな」


 屋敷が全壊したのを認めたキルビルが、呟くように言った。

 改めて周囲を見回すが、敷地内の建物もボンゴル商会の商品も、その全てが破壊され、瓦礫の山だけが築き上げられていた。


 俺は一つ頷き、ふぅ~~っと息をつき――そして宣言する。


「これで! ボンゴル商会を完全にぶっつぶしたぞぉおおぉおおおぉ!」


――うぉおおぉおおぉおおぉおおおお!


 俺が腹の底から声を張り上げると、周囲から一斉に地響きのような喝采が、沸き起こるのだった――

 



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