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登校初日

「世界史の非常勤講師兼サッカー部監督助手の大谷純平です。このような教育の現場で働くのは初めてでいろいろ分からないことも多いですが精一杯務める所存です。よろしくお願いします」


私立 夢島高校高校 通称「夢高」

上位高校を狙った子供達の滑り止めとして有名で1学年なんと8クラスもあるマンモス校

そこを夢高と呼ぶのもどうかと思うが…


学校は流石と言うべきかかなり広い地上5階だてそして地下3階建てだ職員室は4階にあり、その隣には教師が全員入れる会議室まで完備してある。


そして、現在はその中で新しく赴任した先生たちの顔合わせが行われている


俺は何とか全体への自己紹介を乗り切り、今は太田と話している

「太田先生、なぜ、私が何度も電話したのに一度もかかっらなかったのでしょうか」

俺は極力にこやかに話しかける本当は?そりゃ叫びたいわ。


「あぁ、ごめん。

携帯の電源切れちゃって」

にこっと笑みを返してくる


「2ヶ月も携帯の電源を切らしたままの人なんて初めてみました〜うっかりやさんなんですね太田先生は」


「いや〜申し訳ない、なかんか、文明の利器に馴染めなくって」


「いや〜、じゃあ、この時代にはさぞ住みにくいでしょう。一度石器時代にでも行って見てください。太田先生にぴったりだと思いますよ!」


「そんな前!?」


その様な会話に一人の女性が入ってくる


「あれ?おかしいな〜。太田先生と昨日電話したはずなんですけど」


その女性の容姿に少しフリーズしてしまった


「ちょ、美希先生それは!?」

祐介が慌てて止めようとするが


「ほぅ

それは興味深い話ですね

俺も昨日も電話をかけたはずなんですけど?」


「っそ、それは、朝は電源入ったんだけど朝のうちに切れちゃって…」


そこでさっきの女性の援護射撃が

「あれ〜昨日の夜9時ごろに電話きたはずなんだけどな〜」

そういいながら微笑む


「ん〜おかしいな〜

ねえ、太田先生はどう思いますか?」


俺はあえて祐介に話を振る


「おかしいな〜全然、記憶にないな〜」

汗が滝のように垂れているところをみると本当に騙し通せると思っていたのだろうかこいつは。

というか、どこの政治家だ。


「じゃあ、今日仕事終わったら是非一緒に一杯行きましょう!」

俺は終始笑顔でそう言う


「いや、ちょっと今日は忙しくて」

どうにか、答えているようだが最後までその言葉をいうことは出来なかった


「いいですね!今日は仕事が終わったら太田先生と飲みに行く約束だったので、大谷先生も一緒に行きましょう!」

その女性も笑顔だ


「ちょ、美希先生〜」

親友が涙目だ


だが、今日は逃がさん


「お、いいですね!じゃあ、お邪魔させてもらいます〜」


「お、おい」

祐介は尚も抵抗しようとするが


「いいですよね!」

目を少し細めて言ってみると


祐介は小さく頷いた


話が区切りがついいたため女性の方に話しを振る

「私は大谷純平と申します。世界史の担当で、あと一応サッカー部の監督助手です。よろしくお願いします」


「お名前聞いておりますよ

なんか、凄腕のアドバイザーさんらしいですね

あ、紹介遅れて申し訳ないありません私は杉本美希すぎもと みき)と申します。サッカー部の監督をしております。教科は日本史です。よろしくお願いします大谷先生」


ニコッと俺に向かって挨拶した。


やばいな、美人すぎるだろ流石に

これは意識をしっか持たないと一瞬で持ってかれるな…

って待てよ凄腕アドバイザーって誰のことだ?

くっ、祐介、絶対後で殴る


そんなことを思いながらもう一度杉本さんの容姿を見る


元サッカー選手(イケメン)の父親と超美人アナウンサーとしてテレビ界で一時引っ張りだこになったアナウンサーの娘らしく身長は170cmくらいあり、髪は引き込まれるような黒で真っ直ぐ背中まで垂れており顔は母に似たのだろうか整いまくってる。スタイルも抜群に良く引っ込むところは引っ込み出る所は出ている。落ち着いていて清楚な雰囲気を醸しながらも、その実は結構明るい女性。世の中の男性を虜にし、世の中の女性の憧れと言っても過言ではない。185cmミディアムショートで茶髪の祐介と並ぶととても絵になる。


175cmの冴えない俺が並んだら悲惨なことになるだろう。


女性にあまり慣れていない俺は挨拶が終えるとともにそそくさと逃げるようにその場を離れた


あ、俺、あの人とサッカー部やるんだ。嬉しいな〜とか思いながら歩いていると突然校長に呼び止められ、校長室に誘導された


なんだか、嫌な予感しかしないな…

読んでいただきありがとうございました。次もサッカーの話題はないです…はい

サッカーのシーン期待してる人すいません

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