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清楚系アイドルを目指してジェスチャーゲームしていたら。いつの間にかゴリラ扱いされ、母からのバナナ差し入れで完全に詰んだ件

作者: けい
掲載日:2026/02/07

本日は何らかの縁で自分の短編のページへようこそ

あいの配信で行われている「ミュートジェスチャー当てゲーム」の企画は、どんどん盛り上がっていき、

あいも顔を真剣に輝かせながら、両手でガッツポーズを決め、ジャンプする勢いで全身を使って喜びを表現しています。

あいの姿はまさに、仕事が休みだという大喜びの瞬間そのものです。


その時、あいの口元は、声にならない「やったーーー!!!」という歓喜の言葉が聞こえてきそうなほど、満面の笑顔。

まさに、見ているリスナーも一緒にその喜びを感じ取れるような瞬間でした。


そして、剛田は彼女のジェスチャーに合わせて唐突に

ノリノリの「ウホウホ」「ウホウホ」「ゴリラの愛ちゃん ウっホホ」のコメント。


「私、実は……ゴリラの生まれ変わりなんですウホ!」と、面白おかしいコメントに、リスナーたちの反応も大爆笑級のコメントが。。。


その後、リスナーからは以下のようなコメントが流れ始めました。


「なんでゴリラやねん」

「ゴリラ全然関係ないやろ」

「ゴリラ説、説得力ありすぎて草」

「今まで見えなかったけど、突然ウホって声が聞こえてきた!」

「そっか、やっぱりあいちゃん ゴリラの生まれ変わりだったんだ…」


あいはそのコメントを見て、突然表情が急変。

顔の頬が赤くなり、目を大きく見開くと、しばらく固まってしまいました。

そのまましばらく無言になったかと思うと――次の瞬間!


「え、なんでゴリラ!?ウホ!?どうしてゴリラ!?誰か説明してーーー!!」と、顔を赤くしながら、大声で言い放ちました。


それを無言でみた剛田は

「あいゴリラの雄叫びきたー」


枠は、草の嵐の爆盛り上がり、そして沈黙


一瞬の沈黙が流れたその後、あいはミュートを解除し、普段の声で素っ頓狂なリアクションを披露。


「あ、あれ!?ゴリラ!?ウホ!?え、まさかゴリラ説!?いや、仕事休みってそんなレベルじゃないよね!?あああ!もう一回やり直す?(笑)」


その瞬間、視聴者たちは爆笑。あいの真剣な喜びと、突如として現れたゴリラ説のギャップがさらに笑いを生み出し、コメント欄はさらに大荒れに。


リスナーたちは次々とコメントを入れてきます。


「あい、もうゴリラって認めなよ」

「あいのリアクションが面白すぎて笑いが止まらん」

「ゴリラ説、完全に定着してるな」

「もう一回やり直してゴリラじゃない説出して!」


あいは、画面の前で手を振りながら、リスナーたちの反応に笑いをこらえきれず。


「もう、ほんとに何なんだろう、この展開(笑)ゴリラ説、完全に定着しちゃった!?あー、でも次はもっと予想外のジェスチャーにしよう!」


そして、次のジェスチャを始める準備が整うと、あいは次なるミュートジェスチャーに思いを切り替えつつ、リスナーの反応を楽しみにしている様子でした。


「もう! 次こそは絶対にゴリラなんて言わせないからね! 見てて! この可憐さを!」


あいは頬を膨らませて宣言すると、気を取り直して「ミュート」ボタンをポチッ。

次のお題は、夏祭りでの「太鼓の達人(和太鼓)のジェスチャーです。


あいの頭の中では、浴衣を着て優雅に、かつリズムよくバチを捌く「和風美女」のイメージでした。

しかし、彼女の「全力投球」な性格がここで仇となります。


あいは目に見えないバチを握りしめ、大きく振りかぶると、画面の前の空気に向かって猛烈な連打を開始!

ドンドコ! ドンドコ!

髪を振り乱し、真剣な眼差しで、全身を揺らしながらリズムを刻むその姿。

あまりの熱量に、カメラのフォーカスが一瞬ブレるほどの躍動感です。


そこへ、すかさず剛田のコメントが投下されます。


剛田:「森の仲間たちへの威嚇行動きたー。わかる わかる うんうん」


これを見た瞬間、コメント欄の「ゴリラフィルター」が全開に。


「これは完全にドラミング」

「強そうだ…森の王者の風格」

「縄張りを主張してるな」

「ウホッ!ウホッ!ドンドコウホッ!」

「求愛ダンスきたーーー!」


あいはミュートのまま「違う違う!」と首を振り、ジェスチャーを修正しようとしますが、焦れば焦るほど動きが大きくなり、両手を広げてバタバタさせる動きが、リスナーには、もはや「バナナをねだる大型類人猿」にしか見えていません。


たまらずあいはミュートを解除!


「ちょっ…! 違うってば!! これは『太鼓』! 夏祭りの太鼓なの!! 誰が威嚇行動よ!!」


あいは必死に弁解しながら、悔しさのあまり机を「バン!」と叩きました。

その瞬間、あいの腕力(?)が強すぎたのか、置いてあったウェブカメラがガクンとズレて、あいの顔がドアップで画面いっぱいに映し出されます。


剛田:「ボスゴリラの激昂。カメラへの攻撃を確認」


「違うってばぁあああ!! 机叩いただけ!! 攻撃してない!!」


リスナーたちは大爆笑。

「カメラ破壊」

「握力500kg説」

「これが野生の力か…」


あいは顔を真っ赤にして、涙目になりがら笑い叫びます。

「もうやだこの枠!! 信じてよ! 私は人間!リアルじゃ アイドル!! ゴリラじゃないのーー!!」


その時でした。


あいの絶叫が一瞬止んだタイミングを見計らったかのように、部屋の外、廊下の向こうからあいのお母さんの声が、マイクにはっきりと拾われたのです。


母:「あいちゃーん! 下のスーパーで安かったから、『バナナ』ひと房買ってきたわよー! おやつに食べるー?」**


……

…………

……………………


一瞬の静寂。

あいの動きが完全に停止しました。

目を見開き、口を半開きにしたまま、固まるあい。


そして、その沈黙を破ったのは剛田の一言でした。


剛田:「餌の時間だウホ」


その瞬間、コメント欄は、これまで見たこともない速度で爆発しました。


「大草原 わらわら」

「お母様公認のゴリラわら」

「タイミング神すぎるわら」

「やっぱり主食バナナだったんじゃねーか!」

「言い逃れ不可避わら」

「実家からの配給きたああああああ」


あいは、ゆっくりと顔を覆い、そのまま机に突っ伏してしまいました。

プルプルと震える肩。そして、突っ伏したままくぐもった声が聞こえてきます。


「……うそでしょ……なんで今なの……お母さんーー……」

そして、あいはゆっくりと顔を上げると、もはや吹っ切れたような、清々しいほどの笑顔で、カメラに向かって力強くサムズアップを突き出しました。


「……ウホッ。(低音)」


剛田:「やば みんな解散」


画面は「わら」と「ウホッ」の弾幕で埋め尽くされ、あいの配信は伝説の「ゴリラ降臨回」として、リスナーの記憶に深く刻まれることとなったのでした。


このお話はこれでおしまい。あいがアイドルを引退して、ゴリラ業に専念したかどうかは、皆様の御想像にお任せします。今回も最後まで聞いてくれてありがとにゃー またにゃー

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

ストーリ展開のスキルアップの練習中です。心からの面白いだけが励みになります。

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