表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
解剖異  作者: HIRO
1/3

第1話:異骸の魔解士(いがいのまかいし)

その日、俺は死んだ。

トラックに跳ねられた――という平凡な結末ではない。

大学の地下、封鎖された旧研究棟で「人間の解体と魂の在処」について研究していた男。名をさかき 拓真たくま

優秀な解剖学者であると同時に、倫理などとうに捨てた異端の探求者だった。

「魂とは、肉体の“どこ”に宿るのか?」

彼は死の間際、最後の実験で自らの神経を切り離し、視覚だけが映し出す“魂の浮遊”を記録しようとしていた。

――そして、目を覚ました時、世界は変わっていた。


目を開けた彼が見たのは、白い天井でも、科学の光、蛍光灯でもなかった。

光輝く謎の石、暖色の光が身体を包むと同時に優しい肌の感触と、優しい声音、いや、音。

「あ……あぅ…あ(ここは一体何なんだ?)」

何故か上手く発声が出来ない、言葉も喋れない。

これが魂だけの存在なのか?

俺はついに真理にたどり着いたのか?

否、そんな高尚なものではなかった。俺、榊 拓真は赤子として転生していた。

魔力が大地を循環する異世界『オステラ』。

そこは魔法があり、死が隣り合わせにある、魔法と剣の世界だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ