願わくば
笑顔のままお別れしたい
そういう気持ちはある
だけれど私は
憎んで欲しい
恨んで欲しい
嫌って欲しい
「もう飽きたから別れよ」
そう言い放つ
傷つけたいわけじゃない
笑顔で別れたい
でも心残りをしてほしくなくて
二度と会いたくないって思われたくて
言葉を選ぶ
私の中で最低最悪な言葉を
楽しい記憶も
幸せな思い出も
全て夢だったように
全て上書きするかのように
私という存在を残してほしくない
残りが短い命
最期にあなたに出来ることは
きっと次が幸せであるために突き放すこと
決めつけかもしれない
押し付けかもしれない
それでもいい
私を忘れて
幸せになってください