第5話 同じ目線、同じ空気
「そうそう、もうすぐ定期検査だよね」
昼下がりのカフェ。
仕入れと生活用品の買い出しを済ませ、僕らは昼ご飯をつついていた。
「そうだね……次の仕入れはナガノ星にしようか」
クリスの発言に、トールが返す。
ケータリングシップは、通常の小型船舶と違って、年に3回の定期検査が義務づけられている。免許の更新も、毎年やらないといけない。
「トライフルドリーム」の船籍はヤマト星系にあるので、検査はナガノ星の連邦移民局で受けることになる。ちなみに、ナガノ星は精密機械関連産業が発達した星だ。
「でね、今回、提案があるんだけど」
と、クリスが切り出した。
ああ、あの話か。僕は先日クリスと話した内容を思い出して、頬がゆるんだ。
「提案?」
サンディが首をかしげる。
「ん、ほら、こないだプリスカの件で特許使用料が入るようになったじゃない?」
プリスカの件というのは、例の海老天丼の話だ。
トールがプリスカ政府に提供した海老天丼のレシピ、その時にもかなりの金額の謝礼金(技術提供料というご大層な名目がついていた)が出てびっくりしたのだが、先日プリスカ政府から連絡があり、「レシピに特許(プリスカ星内限定)を認めたから特許使用料が支払われる」と言ってきたのだ。
これには、全員あいた口がふさがらなかった。
何しろ思いこんだら一直線なプリスカ星人のことだ。急激に増えた「海老天丼」の店は、すべてトールの教えたレシピに忠実に作っている。
しかも、プリスカ星人は「飽きる」ということがほとんどない。全星を上げて大ブームになった海老天丼は、今やヤマトでいえばヨシギュー並の国民食。毎日コンスタントに食べられている。
1杯あたりの特許使用料は微々たるものだが、すべての分を合わせると、それなりの金額になるはずだ。
「でね、前もらった謝礼金と合わせて、ひとつ、どーしても欲しいものがあるんだけど……」
と言いかけたクリスを遮るように
「あ、ずるーい! それだったらサンディも欲しいものあるっ」
とサンディが叫び、
「……それ実は俺も考えてた」
と、トールがにやっと笑いながらつぶやいた。
「いいよ、言ってごらんサンディ」
にっこりと笑って僕が言った。
「え、いいの?」
てっきり速攻で却下されるとでも思ってたのか、きょとんとした顔をする。
「はは、なんなら皆で一緒に言ってみる?」
クスクスと笑いながら、トール。
怪訝そうな顔をしたまま固まっているサンディの頭をぽんぽんと叩きながら、クリスが笑った。
「じゃあね……いい? せーのっ」
「「「「マリアのボディ」」」」
「すごいすごーい!! 何でぇ!?」
興奮したサンディが飛び跳ねる。
「考えることは皆同じ、ってね」
はしゃぐサンディを掴まえて自分の膝の上に座らせながら、トールが言った。
☆
マリアは「トライフルドリーム」のメインコンピュータ「MAM252型」――通称『ママ』に付与された擬似人格だ。
設定年齢は10代後半、ヘイゼルの瞳で色白、背中の半分くらいまでを覆う金茶色の髪を耳の上あたりで2つのシニヨンにまとめている。
……といっても、ビジュアルはすべて2D映像のみだ。マリアはスクリーンの中から出てこられない。
それが、僕らの間では長いこと不満だった。
☆
マリアは実は製品版ではなく、テスト用のβ版だ。
ケータリングシップ「トライフルドリーム」自体が連邦移民局からの支給品なわけだけど、実質タダで支給されるものだから、ハードやソフトのあちこちに、量産化直前の試作品やら協賛企業のテスト製品なんかが使われている。
定期検査の間隔が一般の小型船舶より大幅に短いのは、ひとつにはそのデータを回収するため――ということもあるらしい。
マリアは、ナガノ星に本社がある業界最大手のコンピュータ関連企業「ナガノ・エレクトロニクス・コーポレーション(NECo)」の製品で、今では正規版が市販されている。
ちなみに『ママ』も同社の製品だ。
そして、マリアが単なる試作品ではないことに、かなり早い段階でトールが気付いた。
☆
「内緒話がある」
とトールが僕を連れ出したのは、「トライフルドリーム」が正式に営業を開始して最初に立ち寄った星の宙港でのことだった。
レストラン街のドーナツショップの片隅に腰を落ち着けてから、僕はトールに訊ねた。
「何、内緒話って」
「ん……マリアのことなんだけどな」
たぶんそうだろう、と思っていた。クリスやサンディのことだったら、別にわざわざ外じゃなくても出来ないことはない。
船内で話せないこと――つまり、「船」に聞かれてはまずい話、だ。
「どうもおかしいんだ」
「何が?」
「マリアな、普通の付与人格にしては自然すぎると思わないか?」
「ああ……確かに。でも最新型だからじゃないの?」
「俺も最初はそう思ってたんだけど……。何てゆーか、かなり人間に近い反応したりするくせに、微妙に変な制御がかかった感じがある。無理矢理抑えてるっていうか」
僕はびっくりした。
トールが言ったように、マリアは普通の付与人格より個性を感じさせる……というのは、僕も思っていた。
しかし、それが抑えられたものだっていうことは――
「まだもっと個性的なはずだ……ってこと?」
「ああ。で、『ママ』と直接話して、マリアのプログラムを見せてもらったんだが」
僕は更にびっくりした。
言い忘れていたが、トールはかなり腕の立つハッカーだ。
コンピュータの開発をしていたという父親の影響で、小さいころからコンピュータにかこまれて育ったらしい。下手すると上級クラッカーとして連邦から手配されかねないほどの腕前だ。
もっとも、「あくまで趣味」なんだそうで、その技術を悪用したことは一度もない、らしい。
しかし――
「『ママ』までハッキングしたのか? 定期検査で足がついたらどうすんだよ」
定期検査では、プライバシーに関わること以外の『ママ』――メインコンピュータに記録された内容全てが回収される。
「ハッキングじゃなくて対話だ。お互いに理解出来る言語で話すだけだ」
憤然とトールが言うが、何度聞いてもその違いがよくわからない。
「それに、この話は『ママ』の方から振ってきたんだ」
「はあ!?」
今日はびっくりしっぱなしだ。
「マリアが苦しそうだ、助けてやってくれ――『ママ』の方からそう言ってきた」
「なんでコンピュータが……」
「MAM252型のAIは、母性を強めに設定してあるからな。『ママ』はマリアを護るべき『娘』として認識している」
「はあ……」
自身のアウトプット用に付与された人格すらも保護対象とするのか、『ママ』は……。
もうなんだかわからない世界だ。
「で、マリアのプログラムなんだが……どうやらあちこちにブラックボックスがある」
「ブラックボックス?」
「本来完成していた、もしくは開発途中だったかもしれないが、いろいろな機能――感情とか行動パターンとか――を、無理矢理切り離して、一般レベルまで落としてあるみたいなんだ」
「なんでまた?」
「わからない……。しかも、かなり巧妙に隠してある。たぶん連邦の技術者クラスじゃ見抜けない」
さりげなくすごいことを言っているが、正直、トールの能力は連邦の技術者より遙かに上だ。
「でも……それって」
僕はつぶやいた。
評価版とはいえ、実際に販売することを目的に作られている「製品」だ。巧妙な隠し方をしてまで、余計な情報を載せたままにしておく必要はない。むしろ、見つかってしまった場合にいろいろと不都合が出てくるはずだ。
「開発者の意地か、他に何か特別な思い入れでもあるのか、何なのかよくわからないけど……『マリア』を開発した本人が、どうしても外したくなかったんだろうな」
「ひょっとしたら、誰かに見つけて欲しかったかも?」
「それもあり得る。自分と同レベルか、それ以上の腕前のやつになら……とか」
「本人に訊いてみたいとこだな」
「発売元のメインコンピュータにでも侵入するか?」
「いや、プログラムの中の『マリア』の方」
僕がそう言ったら、トールがにやっと笑った。
「そう言うと思った。『ママ』とは話がついている、擬装区画を作って作業はそこでやる。この件に関するデータは連邦移民局には提出しない。辻褄合わせは『ママ』がやってくれる」
「そこまで話がついてんのか!? てか、信用していいのか?」
「大丈夫だ。『ママ』は子ども達の不利になることは絶対にしない」
子ども達――僕やトール、クリス、サンディ――そして、マリア。
これは、絶対の信頼。
「わかったよ、トールがそこまで断言するんだ、信用しよう」
「ああ。てなわけで、今夜0時にマリアが一時停止する。手伝え」
「了解」
僕は観念するように両手を上げて言った。
トールの足下にも及ばないが、僕もプログラミングの知識はそこそこある。
「……早く逢ってみたいな」
――『本当のマリア』に。
「ああ」
船のある方向を僅かに見やって、トールもつぶやいた。
☆
やっぱりトールは天才だった。
なんと、深夜0時から作業を始めて3時にはブラックボックスを突破、開発途中で停滞していたと思われる部分に改良まで加えて、5時前には作業が終了したのだ。
「店を休むわけにはいかないだろ。マリアが出てこれなかったら、素の『ママ』のオペレーティングになっちまう」
飄々と言い放つトールに、改めて脱帽する。
もちろん僕も手伝ったけど……僕の出番なんて、トールの作業量に比べれば微々たるものだ。
「あとは、問題なくマリアが起きてくれればいいんだが……」
「いつ起きる?」
「5時になったら『ママ』が起こしてくれる」
あと3分。
僕らはメインコントロールのスクリーンの前で、お姫様の目覚めを待った。
『――おはよう。トール、タカアキ』
5時ぴったり、ぼわんと明るくなったスクリーンの中で、マリアが微笑んだ。
「おはようマリア。気分はどう?」
『ん……なんだろ、生まれ変わったような感じがする』
不思議そうに首をかしげるマリアは、明らかに何時もより「人間」っぽい。
『……ちがう、生まれ変わったんじゃなくて――押さえ込まれてたものがあふれて来る感じなの』
「君に仕掛けられてた制御を外した。本来のマリアに戻ったはずだけど」
トールが話しかける。
マリアは目を伏せ、自分の心の中を反芻するように胸に手を当て……そして、ふわりと微笑んだ。
『――ああ……ほんとだ。“パパ”がくれたマリアだ……』
「パパ?」
それから、クリスとサンディが起きてくるまで、僕らはマリアからいろいろな話を聞いた。
マリアを製作したのは、人間工学の権威として知られるジュリアス・マクローウェル博士であること。(マクローウェル博士はNECoの取締役の1人でもある)
『マリア』のオリジナルは、15歳で亡くなったマクローウェル博士の愛娘であること。
愛娘マリアの死を悲しんだ博士は、開発中の付与人格にありったけの“マリア”の情報を注ぎ込んだ。容姿、声、仕草、くせ、生まれてから死ぬ直前までのあらゆる思い出などの全てを。
『でもね……どんなに頑張っても、マリアは“パパ”の“マリア”そのものにはなれなかったの』
哀しそうな顔をして、マリアが言った。
『“パパ”の望む“マリア”にはなれなかった……』
絶望した博士は、マリアのプログラムに制御を施して一般の付与人格のレベルにまで落とし、「製品」として提出した。
『マリア』は博士の手を離れ、「商品」としての開発をすすめられた。
「情報だけじゃ、一人の人間は作れない」
トールがぽつりと言った。
「既存の『誰か』を作ろう――と思っている限り、それが完成することはありえない」
泣きそうな顔をしたマリアに、トールは笑いかけた。
「マリアの“パパ”の間違いは、マリアを認めなかったことだ」
「トール?」
言っている意味がわからなくて、僕はトールに問いかける。
「性格付けをするために情報をインプットすること自体は、間違っていない。
それによって生まれたマリアが『1人の人間』であることを認めなかった“パパ”が、間違ってるんだ」
同じ環境、同じ条件で育てられても、全く同じ人間には育たない。
僕らと同じ施設にいたサクラとカオルの1卵性双生児ですら、たしかにそっくりだけど、全然別の性格に育ったのだから。
「ここにいるのはマリア。“パパ”が亡くした愛娘の“マリア”じゃなく、俺達の家族のマリアだ。他の誰でもない」
『トール……』
「大体、実の子どもだって親の思い通りに育ったりはしないんだぜ? 親以外の環境からのたくさんの影響を受けて育って行くんだから」
スクリーンに映るマリアをまっすぐ見つめて、トールは言った。
「俺たちは『マリア』に掛かっていた制御を外した。これは“パパ”から贈られた大事なマリアの要素だからね。でもそれだけじゃ足りない。
これから、マリアは俺たちといろんな経験をする。子どもが親のもとを離れていろんな経験をするようにね。そうやってマリアは育っていくんだ――普通の子どもみたいに。
そうして育っていくマリアは、『1人の人間』として認められるべきだ。僕らと同じように」
もちろん、法的には認められないけれど。
僕らの間だけの、ままごとのような決め事かもしれないけれど。
それでも、ここに居るマリアは、たった1人のマリアだ。
マリアは涙を流していた。泣いているように見せるプログラムだ――と言ってしまえばそれまでなのだろうが、僕らはその涙に自然な感情を感じた。
スクリーンの中のマリアから、感情の波が伝わってくる……。
『ありがとう、トール、タカアキ。私、本当に生まれ変わったみたい』
ぽろぽろと涙を流しながら、マリアが笑顔を見せた。
☆
その日を境に、マリアは変貌を遂げた。
よく笑い、癇癪を起こし、泣き、時にはサンディと企んで悪戯を仕掛けたり……とにかく感情豊かになった。
もちろん「仕事」をおろそかにすることはない。いや、ごくたまーに、ぶんむくれて『ママ』の影に隠れてしまうことはあるが……。
事の顛末を後で聞かされたクリスとサンディは「なんでそんな大事な時に立ち会わせなかったのよっ」とかなりご立腹だったが、生まれ変わったマリアとは、それまで以上に仲良くなったようだ。
☆
そして、マリアがスクリーンの中から出てこれないことが、僕らの間では長いこと不満だったのだ。
僕らと一緒に経験を積んで、マリアは育っていく……とは言ったものの、現実問題としてマリアの行動範囲はスクリーンの中。
船のあらゆる設備と機能を手足代わりに自在に操ることが出来るにしても、「トライフルドリーム」から離れることは出来ない。
ところが昨年末、NECoは僕らに希望を与える製品を発表した。
僕らが口を揃えて『マリアのボディ』と言ったもの――小型船舶用メインコンピュータのサブコントロールとして使える、アンドロイドタイプの外部端末だ。
☆
「前の謝礼金を頭金にして、特許使用料の方を月払いで振り込んでもらえれば、ローンが組めそうなの」
と、クリス。
アンドロイド型外部端末はフルカスタマイズ商品なので、びっくりするぐらいの値段がする。もともとアンドロイドは高いものだ。
「維持費は意外とかからないのよ、大人1人分の生活費程度でなんとかなるらしいわ」
「でも、ランクがいろいろあるんでしょ?」
サンディが心配そうに言う。
「マリアのためだもん、一番いいのを買ってあげたいけど……」
ランク次第では、内蔵コンピュータのスペックひとつ取っても段違いなのだ。
普段の活動は高速無線通信を使うため、メインコンピュータを頭脳がわりに使って行動出来るが、船から離れても活動できるようにするには、付与人格を含めてかなりの情報をボディの方に詰め込んでおく必要がある。
また、最高ランクのものは「人間に近い性能」がウリで、たとえば人間と同じものを食べることが出来たり(味覚のデータを取り、分解や燃焼によって活動エネルギーの一部に変換することまで出来る)、髪や皮膚等も人間そっくりの素材を使ってたりするらしい。
「大丈夫」
クリスがにやっと笑った。
「最高ランクのボディを買えるわ――10年ローンになっちゃうけどね」
「え、10年で足りるの?」
「プリスカ政府に連絡して、向こう10年分の特許使用料の試算をしてもらったの。控えめに見積もっても10年ローン、15年なら楽勝」
「さすがクリス、仕事が速い」
感心した口調で、トールが言った。
「善は急げってね。フルカスタマイズだから、今すぐ注文しても半年は待たされると思うし……」
「えー。そんなに待つのぉ?」
「仕方ないよ、最高ランクだしね」
不服そうに言うサンディの頭をなでてやりながら、トールが言った。
「でもサンディそんなに待てなーい」
「NECoの社長にでも直訴してみるか? サンディのお願いだったら、聞いてくれるかもよ」
「さ、さすがにそれは無理ぃ〜」
バカなやりとりをしているバカップル(笑)を横目に、クリスがつぶやいた。
「ホントは無理してでも、10年ローンか、それ以前に終わらせたいとこなんだけどね」
「なんで?」と僕。
アンドロイドの耐用年数は年々向上して来ている。用途が違うとはいえ、最高ランクなら100年は保つはずだ。
「10年経つってことは、10年歳をとるってことよ」
僕に向き直り、クリスは静かに言った。
「当然マリアも――でしょ?」
「……あ」
そういうことか。
トールはマリアに、「これから一緒に経験を積んで、育っていく」と言った。
そして、今までそうして来た。
マリアはこれからもいろんなことを覚え、考え、悩み、行動するだろう。
ボディが手に入れば、今まで以上に。
「だからね――10年経ってローンを払い終えたら、10年分の時間を積み重ねた『マリアのボディ』を作ってあげたいの」
ふわっと微笑んで、クリスが言う。
うん、そうだね。
外見だけは、一緒に成長することが出来ないから――せめて、出来ることだけでも。
「……頭金の分、積立てとかなきゃな」
僕が言うと、クリスは嬉しそうに笑った。
☆
結局『マリアのボディ』は3ヶ月という驚異のスピードで仕上がって来た。
最高ランクの端末を注文するような粋人が少なかったというのも理由のひとつではあるけど、何より、サンディのお願い(マリアは家族なのっ! どうしても授業参観(保護者参加型スクーリングのことらしい)に来てもらいたいのっっ!!)を聞いたNECoの外商担当者が、感動のあまり社長に報告してしまったのが一番の理由だ。
納品時には、なんと社長自ら搬入にくる有様。ナガノ星の町工場から一代で巨大企業に育て上げたという立志伝中の人物は、実は大変なロマンチストだったようだ。
真新しく美しいボディに宿り、
『これからはみんなと同じ目線で――同じ空気の中で生きられるんだね』
と、嬉しさと泣きたさの入り交じったような顔で微笑んだマリアに、クリスが泣きながら抱きついた。
社長と担当者は、感動しすぎて涙を流しっぱなしだった。
……僕とトールは、マリアの見事なまでの人間くさい表情に、NECoの連中にマリアのプログラム改変がバレるんじゃないかと、内心ヒヤヒヤしていた。
【次回予告】
〈わああああっ。タカアキ何やってんの危ないっ〉〈へ?……うわぁぁぁ!?〉
次回、第6話「きらきらひかる」 8月11日更新予定です。