14話
ピンポーン
「あら、なんだろ」
大川と大川のお母さんと話していたら、突然玄関のチャイムが鳴った。
「俺出るよ」
「……ちょっと待って、私が出る」
そう言って、大川のお母さんが神妙な面持ちでインターホンに向かった。
「はい」
「こんにちは。お宅の大川遊星さんが学校に来ていないのですが」
聞き覚えのある声に、私の心臓はドキリと跳ねる。モニターに映ったのは、まさかの担任の先生だった。
「そうですか。では、本日はお休みさせます」
キッパリと、担任の先生を追い返す姿がかっこいいと思った。お母さんって、普通はこうなのかな、とかも考えた。
それとは別に、私の心の中にもやが広がっていくのを感じた。先生がここに来た理由は、多分、大川だけじゃなくて……。
「待ってください。ここに石橋夕菜の目撃情報があるんです。登校させてください」
……やっぱり、そうか。先生は、私が教室にいないことを酷く嫌う。自分のクラスから不登校を出したくないのか、はたまた芸能人の娘の担任をやっていたいのか知らないけれど。
きっと、今日も近所の人の情報を頼りにここまで来たのだろう。
やっぱり、学校に戻らなくちゃいけないのかな。
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