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血の中松  作者: R-M
第一章 舞台
3/12

File.2 協力

僕は今日、法学科の授業に来ていた。

そして昼食、僕は教室で愁と弁当を食べていた。

「相変わらずのカッコイイ弁当箱と可愛い箸だな。」

僕は愁にそう言われた。

「そうなのか?」

「いやいや!それは色々とめちゃくちゃだぜ!」

僕は普段、青と黒のグラデーションのカッコイイ弁当箱にピンク色にハートがでこってある可愛い箸を使っていた。

これだけ見ると何が好きなのかイマイチわからないだろう。

断言しよう。

僕はどっちも好きなのだ。

カッコイイものも、可愛いものも。

まぁ愁はからかっているだけだろう。






『男の子なのに…』






僕はこの後の授業も終わり、僕は家に帰っていた。

今日は特に誘いも受けていないため、家でゆっくりしようと思うと思った矢先だった。

玄関の扉前にスーツを着た男がいた。

「誰ですか?ゆっくり寝たいので通報しますよ。」

僕は男にそう言った。

そして男は手帳を広げた。

「警視庁捜査一課警部、白銀風也(しらがねふうや)だ。」

警視庁…警部…⁉︎

「単刀直入に言おう。松田凪、君に、捜査協力をしてもらいたい。」

…は?

「なんで僕なんですか⁉︎」

僕は思わずそう言った。

「君の勉学の成績と推理力と、そして洞察力。君なら事件解決もできるのかもしれない。よければ私達と…」

「いや、僕なんかが事件を解決なんて…」

「あの…」

「なんだ?」

「被害者の息子さんのことで聞きたいんですが…」






土曜日の朝。

僕は歩いていた。

スズメが僕の真上を飛んできた。

そして足を止める。

「捜査協力してくれるんだね?」

白銀さんはそう言った。

「…はい。」

僕はそう返事をした。






「本日から捜査協力させていただきます!ま、松田凪です!」

僕は捜査一課の人達にそう言った。

「僕はこの間言ったとおり巡査の伊藤蓮達だよ。これからよろしくね。」

「俺は巡査部長、岸辺建治だ。せいぜい頑張ってくれ。」

「私は巡査の安沢美香(あんざわみか)!よろしくね松田君!」

「私は警部補の神田透(かみだとおる)だ。よろしくな、凪。」

伊藤さんに岸辺さん…それに、安沢さんに神田さん…!

頼もしい人達だな‥!

「さて、早速この資料に目を通してくれ。」

白銀さんから資料を渡された。

えっと…どれどれ…



『事件File.782362 被害者、伊澄裕也(いすみゆうや)。家族関係は妻と息子1人のみ。死因、内臓,骨格の重度な損傷に加えた大量出血。MOACROSOFTアカウントPass 1233726161。』



「妻と息子1人…」

僕はある程度資料に目を通した。

「何かわかったか?」

「いえ…今のところさっぱり…手がかりはこのアカウントぐらいだと思うんですけど…」

「そうだ。昨晩、俺はPCをそのアカウントでログインして色々と調べ上げた。調べ上げてから1、2時間後の1時頃だったけか…写真ファイルに家族写真、そして、被害者の関係者のメールアドレスなどがあった。だから、俺らはこれからその関係者を調べに行く。松田、お前も来い。」

僕はそう言われた。

「同行します。」

伊藤さんがそう言った。

そうして僕と伊藤さん、岸辺さんは被害者の関係者を調べることになった。

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