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行く

作者: ♪

私に明日は来るのだろうか。

そんなことを思いながら帰路に就く。


私は去年の春、無職となった。就職をしてから三年。これでも持ちこたえた方である。

辞める直前に両親に報告した、詳細を省いて。

もちろん心配をされた。父はキャリア、母は金。何も間違っていない。


ただ、違和感を覚えた。そこではない。


心情を察するということは難しい。ただし考えることはできる。最近何かあったのか、悩みがあるのかということを考えられないものだろうか。


親であっても、所詮は他人。血のつながりとは何かあらためて考えさせられる。

何が言いたいか、つまり他人を信頼しすぎていた。


まあ、別にいい。今の私は他人に構っている暇はない。

他人に期待はしていない。何かを求め過ぎてはいけない。


期待して"何か"を待つよりも自ら行く。


明日は来るのだろうか。

いや、明日は迎えに行かなければ。


来る ではない 行く。

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