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ゆめの日っき  作者: M
8/17

12月30日(土)


 きのうは、ゆめの中で、ぼくは男の子と二人で花火をしました。


 男の子は小さかったので、ぼくが花火をもって、火をつけてあげました。

 ママが見てくれていたので、こわくありませんでした。

 男の子はとてもよろこんでいました。


***


 ママはぼくの日っきをよみながら、おなかをさすっていた。

 

「昨日の夢は短かったのね。」

「ううん。もっといっぱいあったけど、あとはね、わすれちゃった。」


 ママは大きなこえでわらった。


「そうね。普通、夢ってすぐ忘れちゃうものなのよ。だから、夢のお話をあんなに書けるって本当に凄いことなのよ。」


 ママにいい子いい子してもらって、ぼくはうれしくなった。


「この男の子って誰? 小学校のお友達?」

「ううん…しらない子。」

「知らない人が夢に出てくるなんて、不思議だわ。」

「でも、まえにもゆめで見たよ。」


 ぼくはノートをめくって、二十八日のページを見せた。


「この子だよ。とってもちっちゃいんだ。」

「クマちゃんよりも小さい?」

「うん。犬さんくらい。」


 ぼくが、ぬいぐるみの犬さんをとって、ママにわたした。


「ホントに小さいね。赤ちゃんくらいだわ。」


 ママは、にこにこしながら、ノートに花まるをしてくれた。


 あしたも日っきをがんばろう。


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