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ゆめの日っき  作者: M
7/17

12月29日(金)


 きょうからパパがお休みです。

 サンタさんのグローブで、パパとキャッチボールをしました。

 まだグローブがかたいので、じょうずにとれませんでした。もっとれんしゅうしたいです。


 きのう見たゆめは、さかなつりのゆめでした。

 ゆめの中で、ぼくはバットに糸をつけて、さかなつりをしました。大きなうみでつりをしたけど、さかなはつれませんでした。


 さいしょにつれたのは、おほしさまでした。ながれぼしになって、うみにおちたそうです。おほしさまは「ありがとう」といいました。


 つぎはナスビがいつぱいつれました。

 ナスビはすきじゃないので、石の上におきました。


 さいごは、ぬいぐるみの犬さんでした。うみでおよいでいたそうです。ぼくは「ごめんなさい」といいました。犬さんは「いいよ」といいました。


 犬さんはナスビを見つけると、おりょうりをはじめました。ナスビは、あっというまにスパゲテーになりました。


 ぼくはナスビはすきじゃないけど、スパゲテーはすきなので、たべてみました。

 おいしくてびっくりしました。


 おほしさまも、犬さんも「おいしいおいしい」といいました。ぜんぶのナスビをたべてしまいました。


***


 日っきをもっていくと、ママはぬいぐるみのクマちゃんによりかかっていた。

 ママは日っきをよんで、パパにいった。


「今日のもすごいわ。」

「そんなに?」

「絵本にできそう。」


 パパが日っきを見ているあいだに、ママがおしえてくれた。


「『じょうず』は『上』と『手』って書くの。それから、『スパゲテー』は、伸ばし棒じゃなくて小さいイの方が良いよ。」

「わかった。」


 ママはぼくにいい子いい子してくれた。


「これで、もうナス食べられるようになったかもね?」 

「わかんないよ。」


 ぼくは、わらいながらにげた。


 あしたも日っきをがんばろう。


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