4章、第9話 美汐の日常 (あらすじ、未完成)
美汐は普段女子大生をしていた。通っている大学はアラミード共和国がある大陸の隣の大陸にある大学である。
大学がある駅から一駅隣で、駅近くの2LDKのそれなりの家賃がするマンションに住んでいる。
美汐はゾルタリウスから高い給金をもらっていたが、学校の友人には親の仕送りとバイトで稼いでいると説明している。そのためカモフラージュのためにアパレルショップでバイトをしている。
界斗との再会から二日後、美汐は学校帰りに友達とカフェでお茶をしていた。恋バナになり、美汐が大学の先輩からデートに誘われたことをどうするかという話になる。
美汐は、私がゾルタリウスだと知ったら、この二人はどういう反応をするんだろうと考えてしまう。
ある日、美汐は隣国の山間部にあるゾルタリウスの施設へと向かう。
ここでは、機械の部品の製造や魔獣の調教をしていた。
その日は自分の子供たちの観覧日だった。自分の子供たちであろう子供の学び遊ぶ姿を見る。そこには他の女性も何十人もいて、子供も百人近くいるため、実際はどの子供が自分の子供かはわからない。
さらに性別すら知らない。出産時に一目見ることなく、すぐに連れて行かれるからだ。
ゾルタリウスは高い給料や出産報酬を払いながら、産ませた子供を人質に取り、巧妙に飴と鞭で女性を支配していた。
そして施設は、娯楽が充実している。給料は施設内で使ったり、通販で買い物をしたり、外出が許可去れている者は、外でも遊べる。さらに自分の子供に習い事をさせたり待遇をよくすることも出来た。そして生んだ母親の功績によっても子供の待遇がよくなるシステムだった。
女性はどの子供が自分が生んだ子供かはわからないが、管理システムによってしっかりと管理されていた。もちろん管理者たる上級士官以上にのみ、アクセス可能なデーターである。
施設では、基本的な衣食住は無料で保障された。
連れてこられたばかりの頃は、脱走を試みる女性もいたが、一年もすると、快適な暮らしに馴染んでしまっていた。
美汐のゾルタリウスでの身分は中級士官扱い、肩書は、オブザーバー幹部待遇ミネタリーエ付、特別補佐官である。
美汐は子供たちの観覧が終わると、たまたまこの施設に来ている上司であるミネタリーエに面会した。
美汐はミネタリーエから正式に界斗をゾルタリウスに誘う許可をもらう。
ミネタリーエは少し最高指導者の作戦とは違うが、面白そうだからと許可を出す。
ミネタリーエは呟く。私は最高指導者が嫌いなの。
ゾルタリウスは一枚岩ではなかった。
美汐はその後、界斗のスカウト書類をもらう。
そして施設を後にして、マンションに戻った。




