表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/103

第25話 パーティ


 一旦自室に戻ろうとした時、ルーナとクロエが玄関で待っていて


「「メイソン!! この前買ったドレス貸して」」

「あ~。了解」


 俺は、道具収納アイテムボックスを使い、二人にドレスを渡す。


「「ありがと!!」」

「いいえ」


 ルーナとクロエがどこかへ行ったため、俺も自室に戻ろうとするが、アミエルさんに肩を叩かれる。


「メイソンさん、パーティに何か着ていく服はございますか?」

「そう言えば、無いですね......」


 強いて言えばあるけど、それは勇者パーティ時代に来ていた服であり、今それを斬るのは何か違う気がした。


「では、私たちの方で洋服を準備していますので、こちらへどうぞ」

「ありがとうございます」


 アミエルさんの後をついて行き、正装を渡されて自室で着替え始める。


(この服、似合っているのかな?)


 そう思いながらも、着替えを終えて部屋を出ると、アミエルさんに別室へ案内されると、そこには男性が立っており


「今から髪形などをセットしますので、椅子に座ってください」

「あ、お願いします」


 すると、手際良く髪をセットしてくれた。そして、男性が鏡を見せてきて


「これでどうですか?」

「!!」


(本当に俺なのか!?)


 目を疑うほどかっこよくなっていたことに驚いてしまった。俺は後ろを振り向いて男性に


「ありがとうございます!!」

「いえいえ。喜んでいただき光栄です」


 そう言って男性が、扉を開けてくれたため、部屋を後にした。すると、部屋の外にはアミエルさんが立っており、少し驚いた表情を見せながらも


「食堂で待っていてください」

「はい」


 言われるがまま食堂へ向かい、ルーナとクロエのことを待つ。何もすることがないため、呆然としていると扉が開いた。すると、クロエとルーナが俺を見ながら棒立ちをして、二人で何かを話した後こちらに歩いてきて


「ど、どうかな?」

「似合ってる?」

「......」


 ルーナは水色のドレスを、クロエは黒色のドレスを着ていた。はっきり言って、目が離せなかった。


「メイソン聞いてる?」

「ねぇってば!!」


 二人が徐々に近寄ってきたことで、やっと我に返る。


「あぁ。本当に似合ってるよ」

「本当に?」


 ルーナは首を傾げながら、不安そうな表情をしていた。


「本当に似合ってる」

「そっか。えへへ~」


 すると、ルーナとクロエが見つめ合いながらニコニコと笑っていた。そして、二人ともこちらへ近づいてきて


「似合ってる」

「本当に似合っている!!」

「あ、ありがとな」


 よかった......。いつもよりかっこよくなっていると思っていたけど、それは自分で思っているだけじゃないかと少し不安であったから、二人にそう言われて少し安心した。


「皆さん、今からパーティ会場に案内いたしますね」

「「「ありがとうございます」」」


 全員で屋敷を出るとそこには馬車があり、アミエルさんが指をさしながら


「これに乗ってください」

「「「はい」」」


 言われるがまま馬車に乗ると、動き始めた。


(俺たちが持っているのと一緒で、魔力で動いているのかな?)


 そう思いながらも、ルーナとクロエと三人で他愛の無い会話をしながらパーティ会場へ向かい始めた。



 馬車に乗り始めてから数十分経ったところでパーティ会場に到着する。真っ先に俺が馬車を出て、二人に手を差し伸べる。すると、最初にクロエが俺の手を取り、馬車を下りる。そして次にルーナが俺の手を取って馬車を下りようとする。その時、ルーナが足を滑らしてしまったため、抱きかかえる。


「あ、ありがとぅ......」

「いいえ」


 ルーナがなぜか顔を赤くしながら、そっぽを向いたところでアミエルさんが


「案内しますね」

「ありがとうございます」


 そして、中へ案内されるとそこには、ガブリエル様やウリエル様がいて、こちらへ近寄ってくる。


「メイソンくん!! さっきぶりだね」

「ウリエル様。そうですね」

「そこにいるお嬢さんたちは、彼女かな?」


 すると、ルーナとクロエが顔を赤くしながらモジモジとし始めた。


「い、いや違いますよ」


 流石にルーナとの婚約を保留にしてもらっているとは言えない......。


「そっか。じゃあ借りるね」

「え?」


 ウリエル様が突然腕を組んできた。それを見たルーナがすぐさま間に入り


「ダメ!!」

「あ、そうなのね......」

「メイソンをいじるのはやめてください」

「あ~もしかして」


 クロエの発言を聞いて、ウリエル様がクロエの真横に立って、耳元で何かを囁いた。すると、顔を真っ赤にして


「ウリエル様!!」

「ごめんごめん。まあ今日は楽しんでよ」


 ウリエル様がそう言ってこの場を立ち去っていった。そして、ガブリエル様がウリエル様の件を俺たちに謝って後を追っていった。


 そして、パーティがスタートした。今回開かれた理由は、俺たち三人が来客として天使国テウターにきたため、親ぼくを深めることらしい。


(まあ、ここに来る人なんて滅多にいないもんな)


 そう思いながらも、色々な人たちと話していると、あっという間に一時間ほど時間が過ぎてしまい、少し休憩を挟もうと外に出ようとしたら、ガブリエル様が俺の元へきて


「昨日話したいことがあるって言ったけど」


 そう話しかけられた時、ガラスが割れる音がして、そこから見たことも無い存在が中へ入ってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼煙雨の新作です!!!▼

魔眼の英雄~「無能の雑魚」と勇者パーティを追放されたので、勇者の裏側で英雄として成り上がる。え?今更戻って来いと言われてももう遅い。



お読み頂きありがとうございます!!

↑↑評価は広告下にある☆☆☆☆☆を★★★★★にしたらできます!

ブックマークや特に評価をしていただけると嬉しいです。

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ