表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/103

第5話 英雄神との対話


 呆然としながら、立っていると白い靄がこちらに近寄ってきて


{また会ったね}

{あ、はい}

{それで略奪の使い方はわかった?}

{え? いや、まだわからないけど}


 そんな簡単にわかるわけないだろ! リーフと戦った時だって、アドバイスがあったおかげで勝てたんだし、それ以降、略奪を使う機会なんてほとんどなかったんだから。


{そっか。まあ今回も会えたわけだし、できる限り質問には答えるよ}

{......}


 質問と言われても、聞きたいことがありすぎて何から質問すればいいのかわからない。


{無いの?}

{いや、ある! ちょっと待ってくれ}

{うん。でもそんなに時間は無いよ}


 そんなことわかっているよ!! 今がどれだけ貴重な時間なのか。そして、ここに居られる時間も限られていることも。


{まず、あんたは誰なんだ?}

{あ~。前も言ったけど覚えてない?}

{覚えてないって言うか、その時声が聞こえなくて}


 そう、この場から離れる時に何かを言われたことはあったが、聞き取ることが出来なかった。


{まあ名前は教えられないけど、英雄神とだけ言っておこうかな}

{英雄神......}


 本当に実在していたのか。略奪を使い始めてから、周りから英雄と言われるようになったのと同時に、エルフの国の文献で書かれていた内容では、略奪は英雄が所有するスキルであることはわかっていた。でも、それが本当に真実なのかわからなかったが、これでやっと真実なのが分かった。


{それで他には?}

{略奪の使い方は?}

{それは言えないな~。君の成長の妨げになっちゃうから}

{だったらなんでリーフと戦った時は教えてくれたんだよ!!}


 成長の妨げとか言うなら、リーフと戦っていた時が一番成長できていたに決まっている。それなのにあの時、英雄神は略奪の使い方を少しばかり教えてくれた。だったらいいじゃないか。


{わかったよ。でも途中までだよ}

{あぁ。頼む}


 すると、英雄神は淡々と話し始めてくれた。


 略奪には二種類あるらしい。一つ目は意識の無い相手、例えばモンスターたちのスキルを奪えること。このパターンならどんな相手でもスキルを奪うことが出来る。


 そして二つ目は、意識をきちんと持っている相手。例えば、人間や魔族など。このパターンなら、スキルを奪うプロセスが必要らしい。


 まず、相手の核となる部分を狙って略奪を使用すること。次に、指定時間内に奪ったスキルのどれか一つを使うこと。そして、相手を殺す及びそれに近い状態に持っていくこと。


{これでいい?}

{ちょっと待ってくれ。だったらなんで俺はルッツのスキル、宝石ダイヤロックを奪うことが出来たんだ? あいつは今も生きているぞ}

{それは宝石ダイヤロックがスキルであって、スキルじゃないからだよ}

{は?}


 意味が分からない。スキルであってスキルじゃない? 宝石ダイヤロックは紛れもなくスキルだろ。


{まあそれは追々わかっていくと思うよ。略奪だって実際、スキルであってスキルじゃないから}

{......}

{それに君が使っている略奪だってまだ段階としては......}

{え?}


 段階ってなんだよ!! 俺はそれについても聞こうとした時、徐々に意識が遠のいていくのを感じた。


{最後に! 英雄神の姿を見せてくれ!!}

{あ~。良いよ}


 すると顔は見れなかったが、徐々に小さな男の子になっていった。


{じゃあね~}

{ちょ!}


 そして意識が飛んでいき、俺はベットの上で目を覚ました。


(本当に精霊王の湖は意味があったんだな)


 そう思いながら、居間に降りて行った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼煙雨の新作です!!!▼

魔眼の英雄~「無能の雑魚」と勇者パーティを追放されたので、勇者の裏側で英雄として成り上がる。え?今更戻って来いと言われてももう遅い。



お読み頂きありがとうございます!!

↑↑評価は広告下にある☆☆☆☆☆を★★★★★にしたらできます!

ブックマークや特に評価をしていただけると嬉しいです。

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ