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第13話 魔人リーフと戦闘


 ロンドと距離があるにも関わらず、正拳突きをしてくる。すると、衝撃波が起こってロンドが壁に打ち付けられる。


(え?)


 俺が呆然としている間にも、ロンドにトドメの一撃をくらわそうとしたが、ルーナがギリギリのところで守護プロテクトを使った。


 だが、守護プロテクトが一瞬で破られてしまい、ロンドの顔面めがけて攻撃する。間一髪のところでロンドは右に避けるが、リーフの拳が壁にぶつかり、大きな穴が空く。そして、笑いながら


「これが力ですか!」

「......」


(あんなの反則だろ......)


 そう思いながらも、リーフに向かって略奪を使う。だが、魔族になったリーフのスキルを奪うことが出来ず、その隙をついてこちらへ向かってきた。リーフは、ロンドと同様に腹部へ攻撃を食らいそうになったところで、スキル(高速)を使い、避ける。


 そして、俺は魔剣グラムに魔法を付与して斬りかかるが、難なくかわされてしまう。


(クソ)


 さっき戦った時とは格段に威力も速度も違う。そう思わされるほどであった。


(あんなのどうやって......)


 略奪は効かないし、攻撃も当たらない。あまつさえ、リーフの一撃一撃が重いし、隙も無い。


 その後も、ルーナの援護がありながらロンドと共にリーフに攻撃を仕掛けるが、一向にあたる気配がない。


 その時、リーフが魔人化する前にに戦った時の声が聞こえる。


{今回だけだよ?}

{お前は誰だ?}


 さっきからこいつは誰なんだ?


{そんなことどうでもいいでしょ?}

{......}

{スキルを奪う時の条件があるんだ}

{え?}


 スキルを奪う時の条件? 今までモンスターからスキルを奪えていたし......。


{簡単に言えば、意思の持っている存在には核となる部分を狙わなくちゃスキルを奪うことはできない}

{そうなのか......}

{うん。そして魔族のスキルを奪う場合、奪う敵の血液を付着させた場合奪えるよ}

{......。わかった。ありがとう}

{うん。君にはまだ死んでもらったら困るからね}


 そして先程まで感じていたのが無くなっていった。


(相手の血液を付着させる必要があるか......)


 教えてくれた奴が誰なのかはわからないが、今は試してみるしかない。はっきり言って、今の俺たちじゃ魔人化したリーフには勝てない。


 俺は魔剣グラムに風魔法を付与させて斬りかかる。だが、案の定避けられてしまうが、魔剣の周りに目には見えない鋭い刃が出ていて、リーフの頬から血が出てくる。


(!?)


 リーフが驚いている瞬間を逃さず、略奪を使用する。


・波動拳

・高速移動

・風波


(本当だ......)


 声が聞こえた人のおかげで、今まで魔族からスキルが奪えなかったのに、今回はスキルを奪うことが出来た。


 すると、リーフはいつもモンスターからスキルを奪ったとき同様、挙動不審の行動を少し取る。


(今だ)


 先程奪ったスキル(波動拳)をリーフに放つと、ロンド同様壁に打ち付けられて血反吐を吐く。


「ぐはぁ.......」


 怯んだリーフに対してロンドが斬りかかり、片腕を奪う。


「お、おのれ~~~~」


 だが、リーフがロンドに向かって波動拳を使ったが、先程スキルを奪ってたため、発動せずに空虚が走る。


 それを見逃さず、魔剣グラムに波動拳を付与させて横に振りきると、リーフの下半身と一緒に建物すべてが斬り落とされた。すると、建物が崩れ落ちてきて瓦礫がリーフの上にのしかかる。


(あ......)


 瓦礫は俺たちにも落ちてきたが、ルーナの完全守護プロテクションのおかげでギリギリ守られる。


 俺たちがリーフを見ると、口から血を吐きながら徐々にこちらに寄って来ていた。


「お、お前。何をした......」

「......」


 その時、ロンドがリーフの元へやっていき


「死ね」


 そう言って、首を斬り落として、俺たちの元へ戻ってきた。

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▼煙雨の新作です!!!▼

魔眼の英雄~「無能の雑魚」と勇者パーティを追放されたので、勇者の裏側で英雄として成り上がる。え?今更戻って来いと言われてももう遅い。



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