表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここからのステージ  作者: 水木
風紋
5/5

クライマックス

一度、最高潮を迎えた風は一度静けさを取り戻す。

木管が美しいメロディーを奏で、伴奏は静かに、重厚に。

また、元のテンポに戻る、ホルンは対旋律を奏でる。一番の魅せ場だ。

左にいる先輩のベルからも熱のこもった音が鳴っている。これを聴けるのはホルン奏者の特権だろう。

また、風は、音は、クライマックスを迎える。

雄大に、壮大に。

風はどんどん大きくなり、右からはティンパニが響く。

大きく大きく大きく大きく。

最後はtutiiで締められるものの、和音的には次を期待させる音だ。

風は途切れない。

余韻がきれるころ。先生は自分達を立たせ、お辞儀をし、客席からは

袖で聞いたのと同じ拍手が送られた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ