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立花ひかる編

立花ひかるの本に対する心情の変化をお楽しみください。この長編は立花ひかる編と笹ななこ編の2編だけです。

私は高校二年生の立花ひかる。本よりお菓子とか、おしゃべりとかゲームが好き。本って読むのめっちゃ時間かかるし、集中力が続かない。だから映画やドラマとかの方が、よっぽど頭に入る。


今は登校中。なんで私が、本が苦手かを説明した理由は、私の友達が異様に本が好きだから。


「ななぽんおはよう!」


「おはよー」


ななぽんとは(ささ)ななこのニックネーム。ななぽんは、超テキトーな性格なんだけど、本をいつも読んでるし、私と性格も好き嫌いも全部真逆。それに、勉強もできる。もっといい高校に行ったらいいのにと常々思う。


「今日読んでる本はなに?」


「最近有名になってる小説だよ。いつも勉強で難しい本ばっかり読んでたら疲れるから、ちょっとした気晴らし。」


…気晴らしって言えるほどの厚さじゃないよね?集中力半端ない。


驚き呆れるが、気を取り直して質問をする。


「面白かった?あらすじはどんな感じ?」


映画やドラマと同じように、ななぽんからななぽんの読んだ本のあらすじとか感想を聞くのが好き。読む努力をしないで、物語を聞いて楽しめるという卑怯な技だが。


「うん、面白かったよ。人生って色々なんだなって思う本だね。まぁ、ハッピーエンドって感じだった。」


「わぁ、そうなんだ。人生色々あるねぇ。」


感嘆しながらも、ななぽんが読んだ本の物語を満喫した。


授業がはじまる。これも、集中出来ないから苦手。つまり、勉強できない。まぁ、お母さんにテストの点数であれこれ言われることはない家庭なので、怒られることがないだけでもありがたいとおもう。アニメでよくある、勉強できない子がお母さんに怒られるシーンは、心から可哀想だと思う。テストで愚痴をいわない、いや、そもそもテストの話をほとんどしない私のお母さんは凄くいいお母さんだ。私は本当に幸せ者だ。


…お母さん、ほんとにありがとう!


勉強で愚痴を話さない母に感謝する娘なんて、かなり親不孝かもしれない、とも思った。


…お母さん、こんな娘でごめんなさい。


ある日、ななぽんと図書館へ行くことになった。私から誘ったのでない、ななぽんが誘ってくれたので行くことにしたのだ。


ななぽんと待ち合わせをして、図書館に入る。


図書館はとても快適で睡眠をとるにはいい場所だ。


入り口からすぐ側に図書館の特集が並べられており、新しい本もたくさんあった。その中から、ページ数が少なくて、すぐ読み終える詩を見つけてパラパラとめくって読んでみた。


「この本すごく面白かった。ページ数も少ないし、何より読みやすいからいいよね。」


ななぽんが感想を発言してきた。


…うん、確かにいい本。


そして短時間集中して、本を読むことができた。読み終わり、ななぽんが気になった本が5冊カウンターの方へ持って行っていた。どれも分厚い本だ。


…すごい、それ全部読むんだ。


そしてななぽんはこちらに来て、図書館を出て、カフェへ入ることになった。


カフェへ入ると、タバコの匂いが店の奥の席から漂っている。少々匂いがきになるが、店の入り口から近い席に座ることにした。しばらくすると、定員さんが、こちらにやってきた。


「ご注文はどうなさいますか?」


「あ、これとこれを二つお願いします。」


定員さんは、私たちの注文を確認をしてから、厨房へと入って行った。


私たちはそこでちょっとしたスイーツと飲み物を口に含み、たわいない会話をして時間が過ぎた。


「明日、学校で会おうね。」


「うん、今日は図書館で面白い本を読めたし、カフェでもたくさんななぽんと会話できて楽しかった。ありがとう。明日また会おうね。」


そして、私たちは家に帰った。


私は家に帰っても、その本が気になった。上品な言葉であるが、感情がとてもこもっていて、頭から離れない。


…またその本を読みにいこうっと。


私はまた図書館に通った。 

ご愛読ありがとうございました。

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