2人をつなぐ‥‥
3月も後半に入り
毎日のように
卒業式の練習がつづく‥
桜の木の
つぼみもふくらみはじめ‥‥
だんだん自分が
もうすぐ中学生に
なるとゆう実感が
わいてくる‥‥‥‥‥。
恋なんかしている
よゆうなんかない。
って言いたい
ところだけど
結城を好きだとゆう
気持ちゎ変わらない。
あれから、
何週間がたっただろう??
結城ゎあのとき
返すと言ったくせに
相変わらず
資料集ゎ返ってこない‥。
自分で取りに行く
ことだって出来たけれど‥‥‥
資料集を返してもらったら
結城に会うきっかけも
しゃべる機会も
なくなってしまいそうで
怖かったから、自分からゎ
絶対とりにゎ行かなかった。
そんなときだった‥‥
「野原ぁーー」
結城の声がした
廊下で私のことを呼んでいる‥
結城が
私の貸した資料集を
持っているのが
見えた。
私ゎその場から
逃げようかと
迷った‥‥‥。
最初ゎ返してほしかったけど
いまゎ違う‥‥‥
かえってこなくたっていいの‥
その資料集ゎ
結城と話すきっかけなんだよ???
なんで今更‥‥
返してくるの????
それぎゃなきゃ‥‥
結城とはなせないぢゃんか!!
だんだん結城ゎ
私のもとへと
近づいてくる‥‥‥
逃げたい‥‥
けど‥‥‥足が動かなかった。
結城がうつむいていた
私の肩を叩いた
「野原???大丈夫かぁ???」
「えっ‥‥と大丈夫だょっ☆」
「資料集返そうかと
思ったんだけど‥‥」
「あっ‥‥忘れてたぁっ」
「遅れてごめんなっ」
「‥‥‥‥‥‥」
私の手に
資料集が届く。
「あのね‥結城‥‥」
「なんだよ??」
「‥‥‥‥‥私‥」
「ん???なに??」
「なんでもないやっ♪
‥‥もうっ返すの
おそすぎだよっ!!」
「そか???ならいいけど‥
だからほんとにごめんって」
「ぢゃあもう用ないよねっ
またねバイバイッ」
「おいっ野原
ちょっと待っ‥‥」
結城がなにかを
言いかけたけれど
私ゎ聞く間もなく自分で
その場から走って逃げた。
結城と話せなくなるかも
しれない‥‥‥
あの資料集だけが
私と結城をつなぐ
キーアイテムだったのに
「あーあ‥‥もぅ‥
話せないのかなぁ‥」
私ゎその後涙が
あふれて止まらなかった。
アイテムを無くした私ゎ
結城とつながることゎ
もうできない‥‥。
心の中でそう思った。




