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【プロットタイプ】腐った野菜

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/06/04

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

我が家では平気で腐った野菜が出るんですよ。

でも誰も気にしない。

水浸しになって、酸っぱくなって、異臭がしても、誰も気にしない。

その異常さを思い出すから、私は酸っぱい物が嫌い。

千房鏡花は一般家庭の生まれである。だからこそ人並みな勿体ない精神を宿した家庭に生まれ、勿体ないと思われる様な事を禁忌とする生き方をしている。

まぁその後遺症が、私の酸味嫌いなのだが。


――……。

外で出された胡瓜の酢のもの。其れを真顔で見つめること数秒、俺の前に差し出した。遠回しな『要らないからお前が食べろ』という行為らしい。

これは過去の出来事であるが、それなりに記憶に残っている。


千房鏡花は、酸っぱいものが嫌いらしい。其れは自分が愛飲する珈琲にまでしっかりと及んでいる。好むべき珈琲は大抵深煎りの苦いもの。苦ければ苦い程良いとは当の本人の弁である。

今日も奥深く、何処までも苦い珈琲を片手に恍惚とした顔を浮かべている。

「苦くて最高」

珈琲は依然として苦いものである。浅煎りであったり、フルーティな酸味を持つものもある。其らに一切惹かれはしないのだった。なんなら淹れてから数分で酸化するものも非常に嫌う。、

「お前、酸っぱいもの嫌いだよな」

ふと興味があったからこその議題であった。酢の物を拒み、珈琲までも酸味が強いものを毛嫌いするお前に、少しの興味が湧いた。

そう言うと、俺から話し掛けた時に見せる無邪気な顔ではなく、世間話でもする様な口調でこう言った。

「あー。これはですねぇ、私の家庭環境が由来なのよ。腐った野菜、よく出てたから」

俺は真顔になる。鏡花は反対に笑顔だった。不気味なまでの笑顔であった。

「賞味期限切れのカット野菜とか、あるじゃない? あれを数日てきとうに放置して、皿に盛って出すの。そうすると生野菜だから水が出て腐るのよ。酸っぱくなるの。

あれが我が家で何よりも大嫌いで。死ぬほど大嫌いで。母に指摘した事があるの。『これ酸っぱくない?』って。でも取り合ってくれなかった。『おかしくない』『パパも平気な顔して食べてる』『アンタは若いから』

だから、私は酸っぱい物が嫌い。あの時、人の目を気にして無理やり食べてた記憶を思い出すから。腐った野菜が浮かぶから。まぁあと歯が溶ける感じがするからだけど」


腐った野菜、食べたことあります?

特に大根のカット野菜がやばいんですが。


水浸しになって、腐敗して、異臭を放つ。

酸っぱくて臭い匂いのする野菜。

もしくは、葉が茶色くなり、ベチャッとした野菜。

我が家では平気で出るんですよ。昨日も出たか。


でも私の両親は何食わぬ顔で食べるんです。

おかしくない。腐ってない。あんたが若いだけ。

って。

『酸っぱくない?』ってオブラートに包んだだけなのに、そう言われるから。


だから母が出した中で何が嫌い、食べられないかって言われたら、腐った野菜って答えますねぇ。

※出してもらって文句は言わない口ですが、これだけはね。ちょっとしんどいんだわ。


私が異常だと言われている様で、私がおかしいみたいで、何が正解かも分からにいから、嫌い。


まぁその甲斐あって、酢の物がてんでダメ。

出されたら気合いで食べる。

珈琲の浅煎りも駄目。深煎り珈琲でも酸化すると駄目。

拘りがあります。



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