【プロットタイプ】腐った野菜
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
我が家では平気で腐った野菜が出るんですよ。
でも誰も気にしない。
水浸しになって、酸っぱくなって、異臭がしても、誰も気にしない。
その異常さを思い出すから、私は酸っぱい物が嫌い。
千房鏡花は一般家庭の生まれである。だからこそ人並みな勿体ない精神を宿した家庭に生まれ、勿体ないと思われる様な事を禁忌とする生き方をしている。
まぁその後遺症が、私の酸味嫌いなのだが。
――……。
外で出された胡瓜の酢のもの。其れを真顔で見つめること数秒、俺の前に差し出した。遠回しな『要らないからお前が食べろ』という行為らしい。
これは過去の出来事であるが、それなりに記憶に残っている。
千房鏡花は、酸っぱいものが嫌いらしい。其れは自分が愛飲する珈琲にまでしっかりと及んでいる。好むべき珈琲は大抵深煎りの苦いもの。苦ければ苦い程良いとは当の本人の弁である。
今日も奥深く、何処までも苦い珈琲を片手に恍惚とした顔を浮かべている。
「苦くて最高」
珈琲は依然として苦いものである。浅煎りであったり、フルーティな酸味を持つものもある。其らに一切惹かれはしないのだった。なんなら淹れてから数分で酸化するものも非常に嫌う。、
「お前、酸っぱいもの嫌いだよな」
ふと興味があったからこその議題であった。酢の物を拒み、珈琲までも酸味が強いものを毛嫌いするお前に、少しの興味が湧いた。
そう言うと、俺から話し掛けた時に見せる無邪気な顔ではなく、世間話でもする様な口調でこう言った。
「あー。これはですねぇ、私の家庭環境が由来なのよ。腐った野菜、よく出てたから」
俺は真顔になる。鏡花は反対に笑顔だった。不気味なまでの笑顔であった。
「賞味期限切れのカット野菜とか、あるじゃない? あれを数日てきとうに放置して、皿に盛って出すの。そうすると生野菜だから水が出て腐るのよ。酸っぱくなるの。
あれが我が家で何よりも大嫌いで。死ぬほど大嫌いで。母に指摘した事があるの。『これ酸っぱくない?』って。でも取り合ってくれなかった。『おかしくない』『パパも平気な顔して食べてる』『アンタは若いから』
だから、私は酸っぱい物が嫌い。あの時、人の目を気にして無理やり食べてた記憶を思い出すから。腐った野菜が浮かぶから。まぁあと歯が溶ける感じがするからだけど」
腐った野菜、食べたことあります?
特に大根のカット野菜がやばいんですが。
水浸しになって、腐敗して、異臭を放つ。
酸っぱくて臭い匂いのする野菜。
もしくは、葉が茶色くなり、ベチャッとした野菜。
我が家では平気で出るんですよ。昨日も出たか。
でも私の両親は何食わぬ顔で食べるんです。
おかしくない。腐ってない。あんたが若いだけ。
って。
『酸っぱくない?』ってオブラートに包んだだけなのに、そう言われるから。
だから母が出した中で何が嫌い、食べられないかって言われたら、腐った野菜って答えますねぇ。
※出してもらって文句は言わない口ですが、これだけはね。ちょっとしんどいんだわ。
私が異常だと言われている様で、私がおかしいみたいで、何が正解かも分からにいから、嫌い。
まぁその甲斐あって、酢の物がてんでダメ。
出されたら気合いで食べる。
珈琲の浅煎りも駄目。深煎り珈琲でも酸化すると駄目。
拘りがあります。




