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月曜、私は先生に紙を提出した。

「…よくこの解を導いたね」

「親にもなぜか、すんなりと認めてもらいましたよ」

私は、「塾講師」という解を見つけた。

自分が、数学を好きになったのは、あの時、学校で習ったことが分からず、助けを求めた塾の先生が、分かりやすく教えてくれたからだ。

「…さて、君はこれで解を求められた…かい?」

「はい、もちろん」

私は、あらゆる私を証明していた。子どもの頃、お花屋さんになりたいといった私。パイロットになりたいといった私。全部、その時その時を考えて、私は、それでも塾講師という解を見つけた。


「…かつて、『ギリシャの三大難問』というもんがあった」

少しして、先生は、突然私に数学の話をしてきた。

「その問題を、定規とコンパスで求める。かつて古代ギリシャん科学者たちは、大変、頭を悩ませた。結果、それだけでは作図が不可能だと、そう言われて終わった」

…先生は、何の話をしているのだろう…興味はある。

「しかし、これが数学の発展に、重要な影響を与えた…藤和、俺が求めてほしかった解は、これであり、こうでない」

「…?」

「人生、高校生までに決めた事が、これからの人生を決める、そう思っちょらん?」

「まあ…」

「藤和がこれからどの道を行こうが、道を変えることはできる。それはただの『偏見』にすぎない。ギリシャの三大難問も、コンパスと定規だけじゃできないことが分かった。それは、この世界は『それがあればできる』という偏見を捨てたからだ」

「…ほう」

「いずれ来る解は、死だ。死ぬまでなら、何度でもチャレンジできるだろ?今、藤和が決めたそん夢を、いつかもしかしたら、また悩む時が来るかもしれん。やけど、その時また決めればいい。でも、死ぬときに『少しでも後悔する』と思うんやったら、チャレンジしなさい。人生を変えられんくなるんは、死んだとき以外、無いんだから」


 偏見、それは私が持っていなかったようで、持っていたもの。いつ、夢を変えたっていいじゃないか。

死ぬときに後悔しないように。


解:死ぬときに後悔しない!


久しぶりに小説を書き、かつ、電子はあまり長く書いていなかった(アナログ派)ため、ぐちゃぐちゃな文だし、解は雑かも…?

…でも、それでいいと思ったから、この小説を書いてみました。

死ぬときに後悔しないように生きる、それはすごく大切だと思います。もちろん、非人道的なことは絶対駄目ですが。

私自身、高校の頃の決断と、今やっていることは、全然違います。でも、後悔はしてません。

これからを生きる、この話を読んでくださった皆様。どうか、後悔のない人生を送ってください。


「人生を変えることのできなくなる瞬間は、死んだとき」


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