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日蝕  作者: Haiki
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第一話 日常に調味料を

あの日は太陽が月に隠れていた。日蝕というみたいだ。

でも僕には太陽が月に取り込まれるように感じた。


僕は廃田昊希。高校1年生。本当に普通の高校生。いつも急に力が湧き出たり、自分が魔族の血を引いてたりするのではと思うがたいてい妄想で終わり、静かに授業に入る。

本当にただの高校生だとつくづく思う。楽しいのは、最初だけ。ただ学校に行って、授業を受けて、昼ご飯を食べて、帰って、寝る。このサイクルを淡々と繰り返すだけ。ただそれだけだ。


しかし最近このサイクルに新しいものが入り込んできた。それは週に一回の合同授業だ。僕は一組なんだがこの授業は一組と二組のクラスメイトが入り混じって行われる。席は先生の独特な方法による配置である。これを解明できるものはいないと思う。そして先生によって決められた席は1学期のあいだはずっとこの席である。僕は不安だった。クラスにはたいてい騒がしい人がいる。もしそれが僕の近くで終結してしまったら、、。考えるだけで恐ろしい。たのむからやめてほしい。


いよいよ先生による座席公開だ。席は教室の窓側の最後尾。いわゆる主人公席だ。僕は心の中でガッツポーズを決めた。となりは男子らしい名前だ。おそらく二組の人だろう。僕の前の二人も知らない名前だから二組だと思う。もし騒がしいグループだったら、主人公席であっても無理だ。マイナスだ。

僕は恐る恐る席に行った。まだみんな席を確認できてないからか僕の周りはまだいない。




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