第46話 上陸
「広いですね。」
島に着いてみると上から見ていたよりも充分広く見えました。当たり前ですが遠くから見れば何でも小さく見えます。
「なんじゃ出迎えはなしか……」
「何を言っている我らがいるではないか?」
そうして声のする方を見ると何人かの人がいました。
「おおー、お出迎えご苦労!」
「何をいう、この里の長の娘が帰ってきたのだ出迎えせねば我らが殺される。」
私はセレナさんに目を向けます。説明をという視線を……
「ああ、セルリアよ、こ奴らは我と同じ種族のドラゴンじゃ。人の姿の方が暮らしやすいから人の形をしている。」
「は、はぁ。」
「おっ、こ奴がセレナの恋人か?」
「違うわよ。友達でしょ?」
「いやいや、僕じゃないのか?」
おっと、最後はただの上下関係になりました。セレナさんは私の事をどんな説明したのでしょう。
「違うわ!貴様らセレナを侮辱するでない!」
(おおー良かった。皆さんの勘違いだった様です。)
「セルリアは我の嫁じゃ!手を出したら焼き殺すからのぅ!」
その一言で私の顔は真っ赤になった様な気がしました。
「そうだったんだ!結婚おめでとうー!」
「式は今日開くの?」
「酒だー!」
私の照れを他所に話はどんどん広がっています。
「あ。あの……」
私が口を開くとこちらに視線が一気に集まり怯んでしまいました。そこで間に入ったのはセレナさんでした。
「まぁ待て。まずは我の両親に会ってからじゃ。まぁ式はこの里で上げるから盛大に祝ってくれ!」
その一言で一層テンションが上がりました。私は恥ずかしさで気絶寸前です!そこから里の中へ行くといろんな人の形をしたドラゴンさん達が沢山いました。
「ここがセレナさんが産まれた村なんですね。」
「そうじゃ!ようこそ我が里へ!」
セレナさんは私の少し先へ行きにっこり笑って言いました。
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