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第45話 二日酔い

 翌朝……私の頭はガンガンと痛かった。


「なんじゃ、二日酔いか?」

「はい……お酒はあまり強くないんです。」


 昨夜、大喜びの両親はお酒を持ってきました。そして桃仙をお酒にした果実酒はセレナさんに呑んで貰うのが全ての始まりでした。酔った勢いで私にもお酒を飲ませてきました。一杯くらいならと呑んだのですが……結局3、4杯と呑んで今日は二日酔いとなりました。


「この状態で帰郷するのはまずいな……流石に無礼過ぎる。」

「すいません……」


「いや、飲ませたのは我じゃしな。」


 私は少し考えた。少し頭痛いけど……


「クリーンの魔法を使いましょう。」

「なんじゃそれは?」


「体内にある不純物、この場合はアルコールですね、それを早く分解させようと思います。あまり気が進みませんが……」

「何故しゃ?」


「1時間は外に出られないからです。不純物を外に出すためにトイレへ頻繁に行く事になるので。それに間違うと脱水症状にもなってしまうのであまりお勧めはしないのです。今回は私自身にかけるので良いのですが本来は急性アルコール中毒などの緊急時に使う魔法なのです。」


「なるほどな。では、我はもう少し寝ておこう。体調が戻ったら呼んでくれ。」


 恐らく気を使ってくれたのでしょう。私も醜態を晒したくないので助かります。





 お昼が過ぎるころに私は平常運転に戻せました。


「お待たせしました。行けます!」

「おおー、顔色が良くなっておるの。我も二日酔いになった時にはお願いしようかの。」



 そして私たちは次の目的地セレナさんの故郷ドラゴンの里に向かいました。




「あの……セレナさん。」

「なんじゃ?」


「私、着いた瞬間に食べられたりしませんよね?」

「敵ではないからのぅ。それはない。我が爪に引っ掛けて連れて行くなら敵意を持たれるかもじゃが背に乗せておる以上は問題ない。」


 それを聞いて少し安心してしまう私でした。和解が成立しているとはいえまだ人間とドラゴンはあまり仲の良い方ではありませんから。


「セルリア。しっかり捕まっておれ。ここからスピードをあげるぞ!」

「は、はい!」


 私が返事をするとセレナさんは一段とスピードを早めました。すると地上の景色が一気に青くなったのです。


「あれは……海ですか?」

「うむ、海は気流が変わりやすいからのぅ早めに過ぎたいのじゃ。」


 そう言うとまた一段加速しました。そうして見えて来たのは島でした。


「あれが……セレナさんの故郷……」

「小さい島じゃろぅ?」


「え……えぇ……」

「まぁそんなに数もおらんからな。そろそろ降りるぞ。」


 そうしてセレナさんは下降して行き私セレナさんの故郷にやって来ました。

 久しぶりの投稿になりました。お待たせ致しました。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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