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私は上司からセクハラを受けました。

作者: 七瀬








・・・数日前に私は職場の上司からセクハラを受けました。

私は仕事に失敗して上司に呼ばれて上司の部屋に行くと、、、?

急に上司が私に抱きついてきて私のお尻を鷲掴みにしました。

そして上司から一言。



『“この事は、君と私だけの秘密だからね!”』



そう言った後に、私にキスまでしてきました。

私は泣きながら上司に抵抗して部屋を飛び出して行きました。

泣いていた私を女性ひとの先輩に慰められました。

先輩が私を心配して何があったのか? 聞いてくれました。

私は素直に先あった事を全部、先輩に話しました。

先輩はその事を社長に言った方がいいと言いました。

私はそこまで大袈裟にする気はなかったのですが、先輩に押し切られて

先輩と一緒に社長室に向かい社長に直接先あった事を話ました。




『えぇ!? 澤野君が君にセクハラ?』

『はい! 社長、どうか澤野さんに適切な処分を与えてください!』

『話はよく分かった! 小濱さんは大丈夫かね? 全てワタシに任せ

ておきなさい!』

『はい! 私は大丈夫です、よろしくお願いします。』





・・・次の日、上司は辞令を受けました。田舎に転勤になったのです。

理由は私へのセクハラでしたが、その事は社長が伏せてくれていました。

上司からは物凄く私は恨まれたと思います。

家庭のある上司だったので、急な転勤は奥さんや子供達にも辛い決断

だったと思います。






でも? 数日後。

何故か? 上司の転勤は私のせいじゃないかという噂が出ました。

私に上司がセクハラしたせいで転勤になったと......。

実際はそうなのですが、あまりその事は公にしたくありませんでした。

誰も好きでセクハラを受けた訳ではありません。

私もそうです。

突然! 上司に呼ばれて行ったら? 急に上司に私の体を触られました。

そんな事が本当にあることなのか?

ずっとそう思っていましたが、まさか私自身がそうなるとは思っても

みなかったのです。

今後の事も考えて! 先輩と社長に話した事は後悔していませんが。

変に話が広がらないか? 心配でたまりませんでした。











 *








・・・さらに数日後。

私が上司からセクハラを受けたという話が広がり私に直接こんな

事を言ってくる女性社員が数人いました。



『小濱さんって?“元上司の澤野さんからセクハラを受けていたんですか?”』

『えぇ!?』

『実はわたしもなんです!』

『ワタシも。』

『私以外にもこんなにいるの?』

『急に上司の部屋に呼ばれて急にキスされました。』

『わたしは胸も触られました。』

『・・・えぇ!? そ、そうなんですね、』

『小濱さんが言ってくれてスッキリしました!』

『ワタシもです!』

『“みんな被害者なんだ。”』

『他にもいるのかな?』

『・・・うーん? たぶんいると思いますよ。』

『あの上司だし! こんな事、誰にも言えませんもんね。』

『そうですね。』







ほんの少しだけど、私がした事は“正しかったんだと”今は思えます。

先輩に感謝しかありません。




・・・でも? 先輩も私に言わなかった事ですが、先輩も上司に

セクハラを受けていたと思います。

心から先輩が元上司を憎んでいたように私には見えたからです。

これでやっと平和に仕事ができそうです。

ただもう“セクハラ”を受けたくありません。

好きでもない男性ひとから、女性ひとが体を触られたりする

事は苦痛でしかないからです。

もうセクハラが二度と起きないように心から祈るばかりです。


最後までお読みいただきありがとうございます。

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