表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/54

ゴブリン軍の出兵

「陛下……10月分のマナは如何でしたか?」

 一見すると、月並みなセリフに見えるだろうが、これを口にしたのはゴブリンナイトである。

 ゴブリンエンペラーは険しい顔をしながら言った。

「……ううむ、これでは偉大なあのお方に、上納マナを払えんな」

 エンペラーは重い腰を上げた。

「決めた。出稼ぎに行くぞ」


 その言葉を聞いた、ゴブリンパラディンやナイトたちは目を輝かせた。

「おお、出陣ですね!? どこに?」

「決まっているだろう。白シカのイルーなんちゃらをぶっ潰す!」

「おおおおおおおお!」

「連中は、我らの領土を奪った侵略者。目にモノ見せてやりましょう!!」


 エンペラーは剣を天高くかざした。

「出陣だ! 目指すは南ゴルアースと、南バダルラインだ!!」

「多面作戦キターーーーー!!」


 このやり取りは、マミエル、ミエル、トレンチの使い魔鳥にしっかりと聞かれており、イルースィヴや俺の耳へと入ることになった。




「……というワケで、間もなく大軍が押し寄せてくるわけじゃな」

 イルースィヴが言うと、ロプも頷いた。

「ゴブリンの皇帝が来るということは、ゴブリン傭兵を雇うことはできんな」


 俺はすぐにフェアリーたちを見た。

「茨のゴーレムは作れるか?」

――6台ほどでしたら可能です

「わかった。500ポイントで足りるか?」

――はい。早速、作業を開始します


マナの残り:3103→2603


「あとは、イオシフィナ……ここにいるストーンゴーレムをロプの応援に回すがいいか?」

「賛成です」

「代わりに新しいストーンゴーレムを注文する」

「え? そこまでしていただかなくても……」

「ここは要所だから、取られるワケにはいかない」

「わ、わかりました」


マナの残り:2603→2403


 次に俺は、ファルシオンを見た。

「ファル、ゴルアースの西側に不穏な動きはあるか?」

「ミエルやトレンチが偵察しているけど、これと言ってないよ」

「わかった。ユニコーン隊はイオシフィナの側に集まってくれ」

「うん」


 北側のエルフィーや東側のアイラは俺を見た。

「僕たちは?」

「別の勢力が便乗して攻めてくるかもしれない。お前たちは自分の所領を守りながら、戦況を注視してくれ」

「わかりました」


 間もなく、双方の部隊の編成がわかった。


 シュジン隊

 リーダー:シュジン(人間・狩人)

 ユニコーン:ファルシオン、クリス、トレンチ、サーシュワータ

 天使:ミエル、ウカガエル

 妖精:イオシフィナ

 ゴーレム:ストーン×1、茨×3、クレイ×10


 ロプ隊

 リーダー:ロプ(シカ族・炎使い)

 冒険者:ジェイコブ、ローガン

 冒険者トークン:ジェイコブ隊8 ローガン隊6

 ゴーレム:ストーン×1、茨×3、クレイ×3



 ゴブリンエンペラー軍 ゴルアース討伐隊

 リーダー:ゴブリンパラディン

 ゴブリンパラディン×2

 ゴブリンナイト×4

 ホブゴブリン×8

 幼体ゴブリン×200



 およそ2時間後に、ニンフのイオシフィナは俺を見た。

「たった今、ゴブリンの先鋒部隊がミニトレントの側を通過しました」

「いよいよか……」


 遅れること10分。今度はミエルのハトが飛んできた。

「バダルライン卿、たった今……ロプ隊とゴブリン軍の戦いが始まったようです」

「ゴーレムの配置は?」

「既に完了しております」

 この戦いを勝てるかどうかは、どれだけ早くロプ隊が俺たちと合流するかにかかっている。

 できれば、ゴーレムが全滅するまでの間に、本隊がここまで退いてくれることが理想だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ