二人目 下
今回は少し短いと思います。
「あっ!俺の眼鏡」
「あっこの眼鏡、君のだったんだ!」
「そうだよ。ありがとう。それにしてもこの眼鏡、どこにあったの?」
「あそこの草むらに落ちてたよ」
「あーあそこにあったのか、多分自分の力じゃ見つけられなかったよ」
「もし、見つけられなかったらどうなってたんだ」
「眼鏡屋に行って買い直してたよ」
(交番は無いのに眼鏡屋はあるのかよ)
「あの!」
「何?」
「俺と友達になりませんか!」
「当たり前だよ、今日からお前と俺は、友達だ」
「そういや名前は?」
「俺はドップラーだこれからもよろしくな」
「俺は凡太だこちらこそよろしく」
二人で握手する。
「よくやった凡太」
「ヘルプ!」
「ヘルプ?誰だよ」
「こっちにいる赤いまん丸のことだよ」
「本当だリンゴみたい」
「リンゴとは失礼な。ドップラーの頭だってボウリングの玉みたいじゃないか」
ごちゃごちゃ。ごちゃごちゃ。
数分後。
「そろそろ日が沈んでるから宿屋へ行く?」
「賛成」
「そもそも宿屋ってどこにあるんだよ」
「あっ」
「じゃあ今日は野宿だね」
「え〜」
今日の晩御飯はドップラーの非常食だった。
今自分で後、これの五十倍書くと考えると結構きつい。
最後まで読んでくれてありがとうございます。評価よろしくお願いします。