表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

4通目


「今日は、多分だけど、あなたが生まれた理由を説明するわ。

確か前にも書いたけれど、原因は失恋ね。好きだった男の子に振られたの。呆気なかった。たった5分……いや、そんなに経ってないかもしれない。告白した時はすごく時間がゆっくり感じたから詳しくはわからないけど。たった5分の告白と、2年間の片想い。私は、受け入れられなかった。気持ちの整理がつかなかった。今だって、まだ。きっとこの痛みは私が大人になってもずっと存在すると思うの。むしろ、この痛みを忘れてはいけないと思ってる。後悔はしていないわ。自分の気持ちに正直になったんだもの。

でも……ごめんなさい、ここまでにさせて。思い出したくないの。今はまだ、だめなの。」





「辛いことを思い出させてしまったみたいだね。本当にごめん。

今、君に寄り添ってあげられないことをひどく後悔している。私がいても、多分、君は孤独を感じているんだろうね。君がずっと思っていた彼が君の心の支えだったんだ。すこし……嫉妬するな。君が本当に彼のことが好きだったということは、筆圧を見れば明らかだ。そして、ふやけたノート。文字でしか伝えられないけれど、この気持ちが伝わればいいと思っている。私は君の味方だ。私は君の心の支えだ。失恋の痛みは私にはわからない。その痛みを私が背負うことが出来ない。私が君してあげれることは、応援することだけだ。

頑張れ。

その痛みは、きっと君を成長させる。

応援している。

頑張れ。」

読んでくださった方に感謝を。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ