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3通目


「あなた、なかなか恥ずかしいこと書くのね。私自身が少し怖くなったわ。

もう、1ヶ月が経つのね。なんだか、よくわかんないのが正直な感想かな。でも、うん。この手紙を書いてる時って、心が安らぐような、楽しいような感じがするの。ちゃんとあなたは心の支え、なんだね。なんにも考えなくていいからきっと楽なのね。そういえばあなたに聞きたいんだけど、あなたがいない時……存在していない時かな?どっちでもいいけどあなたは私に起きた出来事を知っているの?私を通して、私と同じ景色を見ているの?知っているならいいんだけど、知らないのなら手紙で説明する必要があると思って。手紙のネタにもなるから。私自身、あなたを認識しているようでしていない気がするから。もしかしたらって思ってね。

なんだか、手紙というより交換日記みたいね。楽しいわ。返事、待ってる。」






「私は君なんだから、怖いとか言わないでくれ。

よくわかんなくてもいいさ。こうして手紙のやり取りをしているんだから私は確かに存在している。きっと慣れてくるものだと思うよ。君の言う通り、私は君に起きた出来事を知らない。だから、教えてもらうと助かるな。君が普段どんなことをしていて、どう思っているのか、好きに書いてくれて構わない。友達に愚痴を吐く感じで殴り書きでも構わない。私はちゃんと受け入れる。そして君に必要な言葉を伝える。それが心の支えの役目だからね。私も頑張るから、君も頑張ってくれ、書くのをね。

楽しいと思ってくれて嬉しいよ。心の支えとしてちゃんと仕事が出来てる証拠だ。まぁ私自身も実感はしていないが。」

読んでくださった方に感謝を。

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