もうまじか。転生とか小説の中だけだと思ってたのに2
「カツ丼って何よ!!」
そういってバァンッとどこから出てきたかも分からないちゃぶ台を全力で叩く女神。
それどこから出したんだよ。
某猫型ロボットですかあなた。
いや、そんな事言ったら多分彼に失礼だ。多分ここまで馬鹿じゃないと思うぞ。会ったことないけど。
そんでちゃぶ台とか意外と古風なモノを好むんですねあなた。今時日本人でもそんなの使ってるのって、よっぽどのおじいちゃんおばあちゃんしかいないよ多分。いや、そんな歳いった人でも少数しか使ってないよきっと。知らんけど。
「って痛ったああああああ!!!!!!」
「そりゃ痛いでしょうよ。ちゃぶ台舐めてんの?ちゃぶ台って木から出来てるんですよ?つまりはくっそ痛いってことですよ?あなた馬鹿なんですか?wwねぇねぇww」
そう言いながら両手を抱えて悶絶する自称女神をつんつんつついてやる。
「まぁそんな事どうでもいいですけど、カツ丼知らないとかあなたそれでも女神なんですか?wwwねぇねぇww」
わざと言葉の揚げ足を取り、それでもあまりに痛いのか、腕を抑えてる彼女をつんつんつつきまくる。
「その語尾にww付けるのやめなさいよ!バカにされてるみたいじゃない!」
そう言いながらきっ、とこちらを睨みつけてくる彼女は、涙目である。いや、つんつんは良いんかーいww何?Mなのかな?ドMなのかな?んー?ww
「いや、馬鹿にしてるんですけどぉww」
「はあああ?!」
美人が怒ると怖いとかよく言うけど、全然怖くないw涙目できっ、とかマジでウケるんですけどぉーww
そしてばかにしてるんだよ。なんで気づかないんだ。アンタの思考回路はどうなってるんだ?
「あとカツ丼くらい知ってるわよ!食べ物でしょ!」
いや雑!めっちゃ雑に分類しやがった!そんな事言ったらそこら辺の草だって食べ物になるだろうがwwいや確かにあってるけれども!合ってるんだよ!あってるけれども、そんな事をわざわざ聞きたかったんじゃないんだよ!カツ丼が一体どんな食べ物なのかを聞きたかったんだよ!その定義で行くとあれだぞ、そこら辺のママさんに連れられてる3歳児だって同じこと言えるぞ!
母「これはぁぁあ何かなあぁあ??んー??ww」
子「食べもりょぉぉおおおぅ」
みたいな。
「それはいくらなんでもおかしいわよ!第一なんで貴方の想像上の会話はそんなイかれてるの!?」
「えー。何言ってるんですかぁ?www頭大丈夫ですかぁ?創造主がイカれてるんだからいくらなんでも脳内再生が普通なんて逆にイかれてるでしょう?wwばかなんでぇすかぁ?ww」
「そこは『イかれてないわよ!』とかってなるはずじゃないの?あああ、もうこんなのの担当とか嫌だああああ!!」
そういってがっ!と頭を掴んでガシガシ擦っている。何してんですか。そんな事やったらハゲますよー。あ、あれかな。禿げてみたいのかな?wwいやでも禿げるより先に脳みそが口と目と耳と鼻から出てきそう。なにそれ。面白すぎる。人生で1回くらい見てみたかったんだよねー、脳みそ垂れ流しってやつ。だってほら、ホラー映画とかだとCGとか特殊メイクじゃん?だからリアル感が無くてさあ…。
もう少し強く振ってくれたら出てきそうなのに。もどかしい………。
え?お前はサイコパスかって?
知ってるよwww言われなくてもwww貴方もやっぱり馬鹿なぁんですかあ?wwww
でもどういうことだ。さっきのM云々のくだりは何も言わなかったくせに、なんでこういう時だけ文句垂れてくるんだ。あれか。実はマザコンでお母さんが凌辱されたみたいに感じたのかな。それともアレかー、実はロリコンで愛しい愛しい小さい子の扱いに我慢ならなかったとか?
どっちにしろやばいぞ。マザコンもロリコンも女神にあるまじきだろう。多分。いや、でも女神界では、いや天界では当たり前なのかも。
「違うから!私はロリコンでもマザコンでもないから!わたしが好きなのは私だけ!そう!私だけなのよォおお♡」
うわやばい。なんか地雷踏んだなこれ。
関わってはいけないものと関わっていることを今わたしは理解した。