彼女がボクの後ろを歩くのは…(200文字小説)
掲載日:2016/01/27
今日は風が強い。
そんな風を避ける様に僕の後ろに隠れて歩く彼女。
マフラーを顔に巻いて完全防備。
「大丈夫?」
「振り向かないで」
「よそ見をしたら危ないね」
ここは人通りが多い。
僕のことを気遣ってくれる彼女の優しさが嬉しい。
人通りの多い通りを抜けて路地に入ったところで風がやんだ。
けれど、彼女はまだ僕に隠れたまま。
「もう大丈夫かな…」
「そうだね。風はやんだみたい」
「違うよ。今、元カレが居たからヤバかったんだ」




