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異種格闘技戦

作者: 遥(はるか)奏汰(かなた)
掲載日:2026/09/15

最強を決める戦いは、なにも華やかなリングの上だけで行われるわけではない。

今夜、深夜二時の台所で、静かに、そして凄惨な戦いの火蓋が切って落とされた——。

観戦のお供に、ポン酢をご用意のうえお楽しみください。


 さて、異種格闘技戦とタイトルを決めたはいいけど、何を書くべきか?

 うーむ。この書き出しは実にわたしらしい。ということは調子はいいのか?いや、てまもまだしっくりとはきていない。思いつかないなら なかなか。

ならばこのタイトルは

ボツなのかしら?

 いやしかし……。とりあえず AI に聞いてみるか。お世辞とかゴマするとかなしで答えてくれればいいが。

     ♢

異種格闘 2000

リングの角で静かに舞うは

賞味期限を二日過ぎた高級な豆腐

対する青コーナー、怒れる刺客

電子レンジの解凍モード(なぜか強)

勝負の鐘が鳴り響く

豆腐は崩れぬ決意を固め

レンジは「チーン」と鳴る前から

皿のフチだけを猛烈に熱しはじめる

観客席の猫が冷ややかに欠伸をする頃

審判の箸が静かに伸びて

豆腐はただの「温かい何か」へと姿を変えた

勝者、腹を空かせた深夜二時のわたし。

技名:ポン酢ぶっかけ二千連打

ボツを覚悟でAIに助言を求めたらまさかの連載を勧められてしまった筆者の戸惑いと、深夜二時のポン酢の味が滲む後書きです。

あとがき

タイトルを決めたものの何を書くべきか本気で悩み、半ば投げやりな気持ちでAIに「お世辞抜きで判定してくれ」と意見を求めたのがすべての始まりでした。

まさか「豆腐vs電子レンジ」のしょうもない深夜の攻防を絶賛され、挙句の果てにルンバや高級アイスとの格闘まで提案されるとは夢にも思っていませんでした。AIの思いがけない後押し(あるいは単なる悪ノリ)によって、この「異種格闘2000」はボツの危機を脱し、無事にひとつの作品として日の目を見ることになったわけです。

格闘の末に「温かい何か」へと姿を変えた豆腐にポン酢をぶっかけながら、ふと思いました。くだらない日常も、大げさな名前をつけてリングに上げてやれば、それなりに味わい深いものになるのかもしれません。

深夜二時、温かい何かを腹に収めたわたしの胃袋と、静かに冷ややなか視線を送っていた猫、そして適当かつ情熱的な助言をくれたAIに、ささやかな感謝を捧げます。

……さて、次はルンバと靴下を戦わせるべきでしょうか?

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