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理の拡張 / 親殺しのパラドックスの回  作者: ぶう
第1節 迷創断裂 
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迷創断裂: 00 



「自分を殺さないで」


一人の少女が私に語りかけてきた。


そう、私だ。


「自分を見捨てるのはよして」

私に似た少女は語りかけてくる。


「何が言いたいの?」

「自分を偽るのはよして」


紅い瞳の少女は邪悪な笑みを浮かべた。



「なんで、そう自分を偽り続けられるの?いっそ、楽になったほうがいい。自分の力では何もできないと思っている。なんで、やる前からそうやって自己卑下に浸れるの?」



「浸ってるわけじゃないよ」



「じゃあ、なんで、自分に正直にならないの?」



「黙ってよ」



「なぜ、力を使わないの?」



「私は・・・」



「ふふっ」




その瞬間、視界が変わった。少女は消え、変なビジョンが頭の中で渦巻いた。




そこがどこなのかわからない。景色に白いもやがかかって視界を遮っている。



その場で私は腰を抜かしていた。倒れ込んでいると言っていい。





「どんなものでも始まりがあり、終わりがある」




今度は私の声でなく、別の人の声が聞こえた。




「オレには、どんな不条理だろうと、通じはしない」




あなたは誰?




「おまえさんはどうなんだ?何をなし、そして、何のためにそこに立つ?」




その人物はただそう言って、私の前に立ち、こちらを見下ろしている。



「オレはな、不条理そのものなんだ」



銀色の刃が白い閃光のように視界を遮り、私の顔に向けて刃がーーー



「はっ!」



ピピピッピピッ



目覚まし時計が鳴る音で目が覚めた。



時刻は午前8時15分。

目覚ましのタイマーを切ってから、ベットから起き上がった。



身体中、汗まみれだ。

額に手を当てる。



ただの夢?



だが、妙にリアリティーがあった。

ここ最近、連続で変な夢を見る。気持ち悪い。

直感的にただの夢ではないなと思った。



チュン、チュン。



窓の外から鳥の囀りが聞こえ、朝日が部屋全体を照らす。

私はベットから起き上がったまま、しばらくその場を動けなかった。


22時更新予定です。よろしくお願いします

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