第二章 転生『神の祝福』(3)
前回のあらすじ
希望通りの異世界に転生した。
アルスラン語を自力で覚えた・・・
この世界では皆5才になれば、『神の祝福』という儀式を行い、スキルを授かることが出来るそうだ。このスキルは他のスキルと違い、努力をしても身につかないそうだ。なのでこうやって特別なスキルを『神の祝福』で授かるらしい。と言うことで2年後・・・――
「父さん、母さん、早く早く!」
「走らなくて良いから、フフフ」
「まあまあ、父さんも儀式の時は待ち遠しかったからな!」
待ちに待った今日!『神の祝福』の日だ!カイル達はどんなスキルを貰うんだろぅ?
「あ、おーい!フレイー!」
先に来ていた、カイル達が僕に向かって手を振っている。こいつの名前はカイル・マーサド、家が近所なのでいつも遊んでいた。俗に言う幼馴染みって言う奴だ。こう言うのは普通女子のはずなんだけど・・・
僕は、内面がっかりしながら協会まで走った。
「カイルぅー!」
そして協会についた。ここには5才になった村の子供達がいる。皆、どんなスキルが貰えるのかわくわくしている。
「どっちが凄いスキルを貰えるか勝負だ!フレイ」
「いいよ。もちろん僕が勝つけどね」
「今日という今日は勝ってみせる!」
カイルは何かと僕に勝負を吹っかけてくる、内容があやふやなまま。なのでいつも僕が勝つ。でも今回ばかりは分からないからなぁ。
「それでは名前を呼ばれた人は、協会に入ってください」
と、儀式を執り行う神官の服装をした人がそう言った。すると皆が一斉に返事をして、1人ずつ中に入っていった。村の子供達は全員で30人いて、そのうちの8人が5才になった子らだ。
「次、フレイ・シーリド!」
「は、はい!」
「さあ、中へ。水晶の前まで行ったら、止まりなさい」
そう言われ、教会の中に入っていった。教会の中には沢山の椅子があり、まさにザ・教会のような感じだった。
「フレイ・シーリドくん、両手を水晶へ」
僕は言われたとおりに水晶に両手をかざした。すると、水色だった水晶が光を放って赤色に変わった。その後黄色になり、元の水色に戻った。
明日は学校後に出発するので、こいつもそのまま持って行けると思います。
なので宿泊中も、周りの皆に(小説投稿しよんのを)気付かれないように投稿します!
それと、今日自己べ更新しました(笑)
それではまた明日・・・――