第二章 転生『神の祝福』(2)
前回のあらすじ
死後の世界に来た。能力(スキルと魔法それから属性)を選んだ・・・
なぁ爺さん
「ん?準備が出来たのか?」
いや、1つ質問がある
「ほぅ、なんじゃ?」
これから生まれ変わる環境とかは選べたりするのか?
「そうじゃな・・・希望があれば聞くぞぃ」
なら、出来れば都市の家は止めてくれ、出来るだけ王都とかから多少離れている森の集落とかが一番望ましい。それから・・・妹が欲しぃ!
「まぁそのくらいなら出来るぞぃ、ただ・・・妹が出来るかどうかはその家庭次第じゃな」
なら森の集落に住んでいて夫婦の仲が良いとこ!これならどうだ?
「よし、分かった。ではその条件でお主を転生させよう」
すると今まで無色だったこの空間が俺のいる場所だけ青白く光り出した。
「1つ言い忘れておった、転生するとき必ず『転生特典』と言う物が与えられる。まぁ行ってからのお楽しみ、という物じゃ―――」
そう言うと爺さんは「ホッホッ」言いながら消えた、いや俺が消えた。
――――「見てあなた、フレイが目を開けたわよ」
「おー、フレィ可愛いなぁ」
そこには俺の新しい両親がいた。母さんは薄い緋色の長い髪に赤の瞳、服は食堂のおばちゃんみたいな格好をしている。父さんは濃い青色の短髪に黒みがかった蒼の瞳、服は木こり人のような格好をしていた。
俺・・・いや「僕」でいこう。僕は当然ながら赤ん坊だ。手が小さい
3年後、僕は3才になった。今日は母さんと一緒に買い物に行く。と言っても徒歩2分くらいの場所だ。
「今日はフレイの好きなパンよ、好きなの選んでね」
僕はこくりと頷いた。
今更ながら僕は1つ後悔をしていた。それはこの3年間母さんや父さん、それに集落の皆がなんて言っているのか聞き取ることが出来なかったからだ。スキル『自動翻訳』を見落としていたためにこの国?の公用語、アルスラン語を覚えるのに時間が掛かってしまった。
母さんの名前はフーア・シーリド。父さんの名前はマイス・シーリドって言うらしい。そして僕の名前はフレイ・シーリドだ。母さんと父さんは、この集落一仲が良いそうだ。いつも楽しそうにしてるんだよねぇ。
明日休みです!いや、休みます。その代わり明日は【マライ】を投稿します!!
そういえば部活。大会に行けることになったんだって?(計3人の内の1人)おめでとう笑
お、おお。ありがとう頑張るわ笑