第一章(リアルで)理想のゲーム (6)
予告通り朝に投稿します
前回のあらすじ
恭二は家に帰った。IFストーリー追憶記の周回をした・・・
ふと時計を見ると、18時過ぎだった。
「あぁー、時間かけすぎたぁ」
恭二は、ため息交じりに1度手を休めた。
俺は帰る前に買ったパンを食いながらウェキを漁った。
「あぁ、特に良い情報は無いな.......」
恭二はあまり期待していなかったのか、またため息をしながらウェキを見回った。
「ん?なんだこれ?」
恭二は1つの記事が目に留まった。その内容は、次のコラボキャラの発表と、バージョンアップの情報だ。
ほほぅ、これはまた周回をせねばならんな(にや)
と、顔がにやりまくりのままこの後のことを考えた。
「さてと、そろそろ買いに行ってくるかな?」
そう言うと恭二は1度ゲームを閉じ、家を後にした。向かったのは家の裏にあるもう1つのコンビニだ。
何故ねーちゃんがいたときに買わなかったかというと.......絶対なんか言われるし、怒られると思った.......から!.......それはそうとお目当てのものをっと
「あった、何円分にしようかな?」
と言って手に取ったのは課金するために必要なもの、それはプリチイドカードだ。子供の頃は無課金勢だったが大人になってからは、お金が手に入るのでな、ついつい課金が(笑)
「とりあえず、―――」
「さてと、帰ってまた続きをするとしよかな」
そう言うと恭二は家に向かって帰り始めた。その時だった、突然公園の方から子どもが道路に向かって飛び出してきた!
「な?!」
やばいやばい!助けないと!
俺の頭はその子を助けることしか考えていなかった。
「キキィー」
車の急ブレーキ音と共に、俺は子どもに向かって両手を開き飛びつくようにして抱き飛んだ。
「間に合えぇぇー!」
間一髪俺は、子どもを抱きかかえたまま道路の反対車線に飛び出た。子どもも無事だ。
「ふぅー、危なかったぁ」
そう言って、内心ヒヤヒヤしながら深呼吸をした。ここがまだ道路だと言うことを忘れて.......
次回は第二章です!