第一章(リアルで)理想のゲーム (4)
すみません。遅れました...ほんっとすみません。
前回のあらすじ
2人でピザを食べた。その後買い物に行った。
待ち合わせの場所へ向かった・・・
その頃理恵はと言うと、中学生時代の友人に出会い、いろんな話しで盛り上がっていた。
「でさぁそのケッキーが超面白くてぇ笑笑」
クラスのお調子者だったケッキーは優美と同じとこで働いているらしい。今でも天然が抜けていないらしく時々おかしなことを言うそうだ。
「あ、そろそろ時間だ。それじゃぁ優美、またね」
そういうと手を振って別れた。
残り4時間30分
理恵は恭二と合流するや否や映画館へ向かった。
休日からか、かなりの人が映画館を埋め尽くしていた。
「おおぉ、かなりいるなぁ、どうする?やめとく?」
受付には10人以上並んでいるのがぱっと見で分かった。ここまで来たが、これほど人が多いと時間がかかりそうなので、今日は断念するか聞いてみた。
「う~ん、まあ、大丈夫でしょ。受付してくるから」
そういうと理恵は受付の列に並んだ。その間恭二は暇なので、時間つぶしにスマホゲームを開いた。
フフフこのゲームの名は、冒険育成RPG!その名の通り冒険者を育てて伝説を作ろう!と言うゲームだ。「育成」とあるとおり、モンスターと戦い、魔物と戦い、時には雑用など。育成をしまくるゲームなのだ!もちろん♪俺は♪周回が♪日課に♪なっているので♪暇つぶしには持って来いなのだ!!そんな俺のマイアバターのレベルはなんと!、38!リリース時からプレイしているから俺の知る限りでは、最高レベルだ。と言ってもリリースされたのは、つい2ヶ月前のことだ。仕事以外はほとんどの時間これに費やしている。このゲームにはランカーバトルと言うものが有り、全国のプレイヤー達が上位を目指してランキングバトルする事が出来る。もちろん俺も参加している。オートプレイは無く、相手から申し込みがあると通知が来てすぐバトルする事が出来る。申し込みされないように時間帯を設定して、マッチングしないようにする事も出来る。この機能は本当にありがたい、就職している人や学生プレイヤーからすると非常に嬉しい。逆に言えば、引きこもりや、ニート、無職などそういうことを気にする必要が無い人からすれば、「この機能いらないだろ」とか思う人が居るだろうな。て、そんな話ししてる内にねぇーちゃんが戻ってきた。無事席が取れたらしい。
その後映画を鑑賞した。アニメの映画だったが続編が来年に公開されるらしいので続きが超楽しみだ!
「さーぁて、そろそろ帰るか?」
恭二は少し伸びながら、もう帰るか聞いた。
「そうね」
そう言うと2人は家に向かって歩き出した。家は別々だが
その途中恭二がコンビニへ寄りたいと言うので、少し寄ってから帰った。ここからは徒歩10分で着くので、出来るだけゆっくりと話し持って帰った。先に理恵を送っていき、恭二は1人で家まで歩いた。
16時を過ぎているので、小学生達が下校をしていた。
帰る途中とくに面白いことも無かったので、家に着くまでざっくりカット―――