表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/35

―第三章―  第一章 始まりの時

1週間ぶり…いや4週間ぶり?の死英です

前回のあらすじ

フレイとカイルの模擬戦が始ま――らなかった。カイルが壊れ、フレイは意識を失った。

時の神が実験の結果を紙に書き、空間に入れた。時の神は別の空間を作り、その中に入っていった……


 第一章(4)理恵と恭二が別れて帰った時の恭二視点では無く、理恵視点から物語は始まる――


「またね。恭二」


「うん、また。ねぇーちゃん!」


 恭二は理恵を家まで送ったその足で帰って行った。理恵はその姿を見届けた後、帰宅した。家を見るとリビングの部屋の明かりが付いていた。


「ただいまー、チルチル」


 リビングには理恵の友達、チルチルこと神将(かみしょう)理滝(みちる)が台所で家事をしていた。


「あ、おかえりー。りーりィ」


 私たち2人はこの一軒家で同居している。と言っても、2人ともこの家から職場まで近いという理由だけで同居している。別に同性同愛とかではない。


「楽しかった?」


 チルチルがいたずらげに聞いてくる。なのでこう返す。


「そうね。まあ弟妹(きょうだい)なのだし、楽しくて当然だと思うわ」


 私は一度自分の部屋へ行き、家着に着替える。ついでにメイクも落としてから、リビングに向かった。チルチルは台所で料理をしている――今日はチルチルが夕食の担当だからだ。


「もうすぐで用意出来るから、箸とか出しといてくれるー?」


 私は「いいよー」と軽く返事返し、箸とコップ、皿を用意した。


 チルチルが鍋を持って来た。どうやら料理が完成したようだ。


「今日は何作ったの?」


 と、私が聞くと「開けてからのお楽しみ~」とチルチルは言う。これが私たちのルーティンのような物になりつつある。チルチルは着けていたエプロンを取ると、鍋に手を掛けた。


「開けるよ~?」


 チルチルがもったいぶりながらゆっくりと蓋を開けていく。何やら赤い物体が見えた。鍋の蓋が完全に取り除けられると私は思わず


「おいしそ~!」


 と言ってしまった。鍋には“麻婆豆腐”が入っていた。とてもおいしそうに盛り付けられている。ように私には見えた。私が余りにもずっと麻婆豆腐を見ているからか、チルチルが「さ、食べようか」と言ってきた。私は思わず正気に戻って、よだれを拭き手を合わせた。


「いただきまーす」


 私は用意した皿に麻婆豆腐を次々に入れていった。その様子を見ていたチルチルがこんなことを言った。


「りーりィのそんな姿見られるの私だけなんだな~」


 なぜか両肘を机に付け、両手をほっぺに当ててこちらを見ている。私は思わずむせてしまい咳き込んだ。胸を叩きながら一旦落ち着こうとする。お茶を飲んでようやく落ち着くと、チルチルが語り始めた。


「りーりィてさ、仕事してるときはすっごい堅いけどさ、家だと今みたいな可愛い顔が見られるんだもん。仕事場でもあんな堅くならずに、今みたいに柔らか~くしてれば良いのにな~」


 私は思わずドキッとしてしまった。


 まったく……可愛いのはチルチルの方だよ…………?


「……て、いやよ! あんな男ばっかの場所で」


「さっき、私に見惚れてたでしょぅ?」


 チルチルがわざとらしく私に尋ねてくる、私は頬を赤らめながら応えた。


「ああ、もう! いいのそれは!」


まあ、一度元の世界の話になって良かったて感じかな?笑

さて、来週はマライの投稿です。第9話の(2)ですね

  テストが少しずつ返ってきつつある…怖い(゜-゜*;)オロオロ(;*゜-゜)


あ、もしかしたら別サイトで新しい(異世界物の)小説投稿するかもです。ノベプラの新規登録を最近したばかりなのでもしかしたら、そこに……

ではまた来週ぅ――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ