3話 初進化
蛇の巣は簡単だった。俺は熱も何もないので真下から【呪術】で沈めてあまりを【天地鎖縛】を串刺しにして吸収した。
そして魔猫を狩り続けていたら化身の魔猫が闇猫に進化を遂げ、闇獅子へと進化を遂げた。試しに化身で闇獅子に躰を変えてみると四足歩行はやはり慣れないのか動きづらかった。
ただ、これらは並列思考を使えば俺は影からもう一方が闇獅子を使って追い込み漁などもできたので使い道はかなりあるだろう。
さて、進化をするとしよう。
進化先は惡業影魔、君に決めたッ!
俺の体(影なので体というか広域)から真っ黒な色の波動が溢れ出し、2分ほど経つと光はやんだ。前よりも力が溢れてきているようだ。
ステータス確認
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名前:アンリ・マユ
種族:惡業影魔
性別:中性 年齢:0 等級ランク:A
LV:0/150
惡業カルマ値:ー2089
HP:8974
MP:18932
筋力:8065
耐久:6972
敏捷:29453
精神:6853
器用:6342
領域:108㎡
化身:惡業影魔・闇獅子・炎蛇・水馬
一般能力
【魔力操作Lv87】【魔力回復Lv6】【光魔法Lv8】【暗黒魔法Lv6】【火魔法Lv37】【水魔法Lv13】【雑食Lv13】【死霊魔法Lv1】【呪術Lv34】【重力魔法Lv8】【並列思考Lv14】【念話Lv1】【領域Lv54】【気配察知Lv26】【闇爪Lv14】【咆哮Lv36】【熱源感知Lv19】【毒牙Lv19】【直感Lv6】
固有能力
【成長率10倍】【不老不死Lv1】【天地鎖縛Lv16】【暴食Lv14】【化身Lv3】【惡業の御技Lv1】
称号:【創造神の寵愛】【超克者】【超越者】
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俺は進化したステータスを確認すると洞窟の奥へと影を進めた。これまでにわかったことはどうやらここは迷宮だということ、奥へ行けば行くほど敵は強くなるということ。
俺はスライムを【天地鎖縛】で貫きながら【暴食】で能力を手に入れ
《G等級魔獣を討伐しました。経験値6獲得しました。》
《HP:31、MP:5、筋力:20、耐久:21、敏捷:4、精神:18、器用:9【魔力操作Lv1】【水魔法Lv2】を獲得しました。統合します。》
俺が通る道には何もいなくなるほど邪魔者は狩り尽くした。スライムや白蛇なども狩り、俺はかなりの力を手に入れた。
そして初めて見つけたボス部屋。俺はドアの隙間から侵入してボスを見る。ゴブリンと思しき奴らが20体ほど中央に集まっているようだ。
鑑定によると中心にいるのが小鬼皇帝、その周りにいるのが4体の小鬼王、キングの周りの4体が小鬼将軍。
ラノベ展開だと、迷宮主に配置されてると見たほうがいいと思うけど。
俺は気づかれないうちに(まぁ気付かれるはずないけど)ゴブリンたちの足元へ回り込み【天地鎖縛】を発動し小鬼将軍を股間から頭蓋骨まで貫通させた。
「グギギギャャャァァァ!!」
「ゴゴゴガガガァァァァ」
いきなり死んだ16体を前に残った奴らは対処ができていなさそうだ。俺は残りを呪術で闇へと引き摺り込む。30秒後、最初から何もいなかったかのようにシーンとしたボス部屋は股間から貫通した16体の脳漿などがこぼれ落ちていたので暴食でしまっておく。
《A等級魔獣《小鬼皇帝》、B等級魔獣《小鬼王》C等級魔獣《小鬼将軍》を討伐しました。経験値59600獲得しました。レベルアップしました。》
《HP:9865、MP:248、筋力:7653、耐久:8645、敏捷:586、精神:39、器用:65【皇帝の覇気Lv14】【剣術Lv96】【格闘術Lv94】【回避Lv32】【斧術Lv26】【身体強化Lv42】【怪力Lv3】【魔抗皮Lv8】を獲得しました。統合します。》
かなり強くなったな、というかあの小鬼皇帝が強かったのか。俺はそのまま下の階層へと影を進めた。
そこで目にしたのは草原だった。
「なぜここで森林?」
かなり違和感があった。人工太陽と思しきものがあるおかげで俺の動ける場所は限られてくる。俺は木の影をつたい森林の中を進見ながらあたりを確認する。
熊系魔獣が潜んでいるな。あそこかっ!俺の影から音速を超えて射出された漆黒の【天地鎖縛】は見事に殺戮熊の眉間を貫いた。
俺は【天地鎖縛】に貫かれている殺戮熊の亡骸を影に乗せ食らっていく。
《A等級魔獣《殺戮熊》を討伐しました。経験値20000獲得しました。レベルアップしました。》
《HP:845、MP:110、筋力:763、耐久:645、敏捷:86、精神:48、器用:84【咆哮Lv62】【剛爪Lv28】【土魔法Lv42】【怪力Lv14】を獲得しました。統合します。》
やはり強い奴は死んでも使える。死霊魔法で復活させて強い奴と戦って持ってきてもらおうかな。
俺は今食って影の中にある殺戮熊のスケルトンを死霊魔法で生み出し、森に放ち、俺はそのまま森を探索することにした。
かなりの広さの森林を進むと水が流れてくる音を俺の耳が拾った。大抵の水場は生き物たちの不戦域となっているのだ。俺には関係ないが。
そこで見たのは1人のエルフの女性が水浴びをしながら精霊や妖精、果ては聖一角獣までと戯れている幻想的な姿だった。
俺はそんな幻想的なファンタジー世界に足を踏みいれようとーーー全くしなかった。
(いや、こんな森の中で呑気に周囲を警戒しないのが悪い。)
俺は全裸のエルフが武器を持っていないことを確認し反対側を向いた瞬間、4本の【天地鎖縛】を頭蓋骨と延髄とアキレス腱に放った。
案の定エルフは何も知らぬまま命を奪われ、水浴びをしていた泉は血に染まり始めた。俺は一気に呪術で周りの妖精や精霊ごと影の中へ引き摺り込んだ。
その時泉の中から慌てたように女性が飛び出してきた。
「わわわっ!な、なにごとですっ?!」
焦っていうちに背後から呪いが具現化した触れるだけで呪われる呪腕で影に引きずり込んだ。彼女の持ってる杖保管できないかな?使えそうなんだけど。
《固有能力:影収納、影移動を獲得しました。》
《B等級魔獣《水妖精》、B等級魔獣《光妖精》、B等級魔獣《氷精霊》、B等級魔獣《聖精霊》、A等級魔獣《聖一角獣》、A等級人種、S等級魔獣《聖泉大精霊》を討伐しました。経験値164000獲得しました。レベルアップしました。》
《HP:1235、MP:34258、筋力:523、耐久:432、敏捷:6825、精神:8756、器用:6384【自然魔法Lv4】【弓王術Lv18】【杖術Lv87】【風魔法Lv84】【俊足Lv24】【聖撃Lv8】を獲得しました。統合します。》
あとは残った泉の水を喰らい尽くすか。
《MP30000、【大精霊核Lv47】【聖水作成Lv36】を獲得しました。統合します。》
精霊核ってそんなもんあったのかよ。
ここまでいくともう規格外だな。ステータス見てみるとするか
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名前:アンリ・マユ
種族:惡業影魔
性別:中性 年齢:0 等級ランク:A
LV:4/150
惡業カルマ値:ー3689
HP:23819
MP:85703
筋力:19604
耐久:18806
敏捷:39094
精神:17727
器用:14986
領域:174㎡
化身:惡業影魔・闇獅子・炎蛇・白蛇・水馬・殺戮熊・小鬼皇帝・聖一角獣・水精霊・光精霊・人間・大精霊
一般能力
【魔力緻密操作Lv4】【魔力回復Lv32】【光魔法Lv35】【暗黒魔法Lv6】【火魔法Lv37】【水魔法Lv73】【土魔法Lv42】【風魔法Lv84】【雑食Lv25】【死霊魔法Lv7】【呪術Lv52】【重力魔法Lv24】【並列思考Lv25】【念話Lv1】【領域Lv87】【気配察知Lv26】【闇爪Lv14】【咆哮Lv36】【熱源感知Lv42】【毒牙Lv28】【直感Lv6】【皇帝の覇気Lv14】【剣術Lv96】【格闘術Lv94】【回避Lv32】【斧術Lv26】【身体強化Lv42】【怪力Lv17】【魔抗皮Lv8】【咆哮Lv62】【剛爪Lv28】【自然魔法Lv4】【弓王術Lv18】【杖術Lv87】【俊足Lv24】【聖撃Lv8】【大精霊核Lv47】【聖水作成Lv36】
固有能力
【成長率10倍】【不老不死Lv1】【天地鎖縛Lv16】【暴食Lv14】【化身Lv3】【惡業の御技Lv1】【影収納Lv1】【影移動Lv1】
称号:【創造神の寵愛】【超克者】【超越者】【簒奪者】
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