聖ウェヌス女学院

世界中のありとあらゆる宗教の研究を目的とした聖ウェヌス女学院。
その高等部に編入してきた海外帰国子女の樋口ソフィアには夏休みになっても友人が出来なかった。
樋口ソフィアは孤独を癒すために夏休みの間，学院内にある礼拝堂に通い祈りを捧げていた。
そんな夏休みの最終日，彼女は礼拝堂で不思議な体験をする。
そして我に返った彼女に待ち受けていたのは過酷な試練。
二学期の始業式の日，未だに真面な会話すら成立していないクラス委員長の長尾智恵や担任の教員，学長を巻き込んで，学院内外で数奇な怪奇現象や事件が立て続けに起きていく。
さらに長尾智恵と繋がる運命。
彼女たちに待ち受けるものとはいったい何なのか？