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再生魔法は世界を救う?いいえMPが足りません  作者: セキシン
第一章 財政難とは言わせない?
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異世界ミミズは、豊かな森の夢を見るのか?

_腐葉土の確保を依頼した蔵元です。こちらは久々に農家の方々のところに来ています。

まあぶっちゃけ、腐葉土だけだと枯渇するのはみえてたのでちょっと協力者の確保に来たわけですよ。


「済みませーん。おっちゃん、豊作かー?」


農家「おう。あの時に比べりゃ天国だな、植物の生長は目に見えてわかる。あげるべき水は十分に確保されて、雨を待つ必要もないしな。」


「重畳、重畳。んで、用事なんだが”ノムさん”居るかい?」


農家「ああ、奴さんに用事か。また畑でも作るのか?ここも安定してのんびりしてるころだろうが」


「ああ、ちょいと森の整地をな。あそこに動物ゼロっていう事実につい最近気が付いてな。張りぼての森とかワロエナイ」

_と適当に会話をしつつ散策をすると、豊かになったことを示すかのように雑草が道を造っている。虫の声も聞こえる、鳥もいる。まぁ小動物は見当たらないが近くにはいるんだろうな、最近まで荒地になってたってのに












_30分ほど歩いた先にそいつは居た。ただただ大きく、子供が見ようものならトラウマになってもおかしくない巨大ミミズ。そう巨大ミミズだ


「おっす!ノムさん久々」


ノムさん「おう久しぶりだなぁ。あれから鉱石は集まってるのかい?こんな僻地でミスリルを見せられた時は驚いたもんだが」


「よく言うぜノムさん。対抗してがしらんが、オリハルコンだのアダマンタイトだの不思議金属見せつけてきた癖に!!」


ノムさん「わりぃな、最近のやつらは鉱山も枯渇してたこともあって土地に対しての敬いってものがないからなぁ。何の対価も敬いもなく只で恵みを与えられもしないがな。」


「ったく、自分の都合もだろうに。元の姿は何だったけなぁ、見習いノームさん」


ノムさん「はぁ、お前さんの規格外っぷりもあるだろうに。土地に自力もないのをあっさり変えをってからに。」


「あっさり……、だと?ふざけんなよ、せっかくの異世界召喚で現地人以下のMPでどれだけ面倒だったか。お前にわかるか?」

_まぁ結果農業関連と周辺の土地の安定は確保したんだけどな。でも契約者は誰になってたんだったかな?コイツがこちらの関与によって成長をした分だけ能力の行使の要請を行えるという、あまりにこっちに有利な契約ではあるが。早く最終形態たる土竜姿を見たいもんだな


ノムさん「それがあってもふつうなら何十年を費やしても、失敗する可能性の高いものなんだぞ。ハァ」




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